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別名サフィの独り言

気ままに生きてる宇宙人の映画とか読書とか勉強とか。

思い出は終わってしまうんだ。

雑感 落研


多分きっと、一瞬なのだ。

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こんにちは、ワタシです。
みんな大好きサフィです。

写真は夏公演前に締め太鼓を締めてる歯死(はーです)(立命落研二回生唯一のツッコミ。いつもマニアック風俗に連れていかれる危機に晒されている。人生崖っぷち。ヒモ志望。結婚願望溢れ出るチェリーボーイ)くんとワタシです。

かわいいでしょう、そうでしょう。

ちなみにワタシと歯死くんは力が弱いのでこの日の太鼓の音は最悪でした。まじですみません。(締め太鼓はきつく締めれば締めるほどいい音が出ると言われているよ!)


さてさて、我々落語研究会52期
つまり、落研の二回生は今回ついにタコパをしましたよ。

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ことの発端は、小鹿くん(落研にしては、あくまで落研にしては整った容姿でいつもかっこいいところ美味しいところを持ち去る憎むべきキューティーボーイ。料理が得意。
彼に関する面白いところは本人の強い希望でカットされました。マジでつまらん。)の家で、歯死くんとしゅららさんと溜まっていた時のこと。

ワタシが何気なく、
「いつもみんなの家ばかりで申し訳なかねえ。今度はうちにも来なっせ」
と言ったところ、
小鹿くんが、
「紋浪はいつもそればっかりで、具体的なことを言わない」

と、喧嘩を売ってきたので、

「じゃあ、やるか。まじで、」

という話になり、とんとん拍子に進んで。
取り敢えずその場にいた歯死くんと小鹿くんが来ることになった。



ところまでは、よかった。

しかし、兼ねてから同期会をしたかったワタシはまだあと四人の同期をこの機会にこの企画に引きずり込みたかったのである。

しかし、豆腐メンタルだから、断られるのが怖いので、誘いあぐねていた。

そのワタシの葛藤たるや、例えるのならば

同じクラスのAくんに気持ちを伝えるか、それとも思いを伝えずに今のままの関係でいるか思い悩む思春期の少女のような感じ。

※今のままの関係
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 んで、取り敢えず来週の土曜、と決まった火曜日から、
悩んで悩んでうだうだして、やっと予定の日の週の水曜日に多妻来(立命落研ラブライバー。二次元の嫁がたくさんいる。身長推定178cm。筋肉質の完璧なプロポーション合気道部と兼部中。落語うまい、容量よし、センスよし。20年間彼女なし。)くんと
王茶偉くん(前回の記事参照)

をとっ捕まえて、超緊張して誘ったところ、


なんか、すんなり来てくれることになった。

んで、あとは我闘(選挙とガンダム吉朝を舐め回すのがライフワークの健全な男子大学生。
女子への夢を捨てきれない純情男子。
ああ、男って本当バカばっかり!)と
幡汰(こいつのことを書こうとすると放送禁止用語が10個くらい出てくる。ゲーム、アニメ、漫画、守備範囲の広いセクハラボーイ。
手つきがエロい、いやらしい。ああ、こんなことしか書くことがない。どうしよう。)

この二人だけ!

と、思ってたらその二人はすでに小鹿くんが抑えていたので、

めでたく全員参加が決定。


いや、何人か断るだろう、と覚悟していたワタシはビビりまくって空前絶後の大掃除を開始した。

beforeの写真を載せようと思ったけど、そこらじゅうに下着が散らばってるし、人としてのいろいろを疑われそうな光景だったので割愛。

カーペットを買い換えて、ベッドマットを買い換えて、ニトリと家の往復を幾度と繰り返し、ゴミ箱から人の居住空間へとワタシの部屋は姿を変えていったのであった。

んで、大掃除は約束の日の土曜日の朝5時まで続いた。

ま、そんなこんなで。

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なんだかんだでみんなやってきてたこ焼きの準備を始めたけれど、

いつも落研の調理ママ役の小鹿くんが全く働く気配を見せない。

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ふんぞりかえって、

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こんなことして遊んでばかり。

んで、最初は説得を試みたけど、断固として働かないので、しょうがなく調理に慣れてない多妻来くんと王茶偉くんとが調理開始するも…

台所は粉まみれに。

徹夜で拭き上げた床の無残な姿にフラリとなるワタシを他所にたこ焼きパーティーは始まった。

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王茶偉くんが何度言ってもいじいじするのを止められず、ずーっと固まってないたこ焼きを突っついてたり、
我闘くんが意外と下手くそで、多妻来くんがなぜか上手だったり。

遅れてきた幡汰くんもやってきて、


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大はしゃぎ。

隣の人がなんか壁ドンしてきた気もするけど、
いつも深夜にギターをかき鳴らし歌いピアノを弾き、彼女と体でdiscussionしている隣のやつに何を言われようと知ったことがないのである。(積年の恨み)

でも、そんなたこ焼きもみんなの脳みそがアルコールに汚染されていくとなんか危なっかしくて強制終了。


寝転がって暴れ始めたので諦めてお布団を敷くことに。

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余談なんだけど、この日王茶偉くんだけは、次の日早朝からバイトだということで原チャリで帰らないといけなくてお酒を飲んでいなかった。

ゆえに、狂った空間と化したワタシの部屋の中で彼は唯一素面だったということである。

マジでかわいそうである。

王茶偉くんを送り届けて家に帰ってみれば幡汰くんは人のTwitterで訳の分からんことをツイートしてるし、みんな笑ってるし、明らかに自分よりやばいヤツらを前にワタシの酔いは一瞬で冷め果てたさ。

「楽しいねー、楽しいねー、」

と夢見心地の小鹿くんに、そうだねえ、と頷いて。
ワタシも笑った。

本当にみんなよく笑った。

そんな小鹿くんは我闘くんと幡汰くんにベッドから布団に引きずり込まれていきました。

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この日幡汰くんと我闘くんは次々と部員を布団に引きずり込んでました。
二人とも力が強いので捕まった方はおとなしく捕食されるのみですね。

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からだがからまっていてどうなってるかもはやよくわからないのですけど、

そんな大騒ぎも、いきなり我闘くんが眠りに落ちたことで幕を閉じて、一気に静かな夜に。

寝る場所を失ったワタシはぼんやりとしてたんだけれど、一時間くらいで我闘くんが起きて、ぼんやり暇そうにしてるし、他のみんなは寝てるから深夜徘徊に出かけました。

兼ねてから行ってみたかった堀川の川沿い遊歩道。
歩くのは初めてだったけど、歩いてみればこれがあまりにも手が込んでて金がかかってそうだったから、

「これは税金かかってるわあ」

と、情緒もへったくれもないことを呟く我闘くんが面白くて笑って。

これは、多妻来が喜びそうだから連れに行こう、

と一度家に戻るも、絶賛おねんねちゅうの多妻来くんに、

「今から川を歩きに行こう!」

とわけくちゃわからん誘いをしても、当然のように断られて、また2人でテクテク歩いて結局2時間も歩いたんですよ。

千と千尋の最初のトンネルみたいなのがたくさんあったから、

「これは、ワタシたち、これ潜り終わったら変な街にいるかもね。」
と、ワタシがはしゃぐと、
「そしたら、俺さっさと豚になるから後のことよろしく」
「いや、ならワタシが豚になるからあんた働いてよ」

と、
どっちが豚になるか喧嘩しながら歩いたものでしたね。



いやー、あのね。
堀川の遊歩道はいいですよ。
あれはいい。
川沿いだから気持ちがいいし、涼しいし、綺麗だし。

遠い目をして

「いつか彼女と…」

と呟く我闘くんの気持ちもわかる。

みんな是非是非行ってみてね。

そんな訳でお家に帰ってくると、完全にみんな寝てるから。

しょうがないから二度寝

でもろくすっぽねれずに、6時半。
ふと見ると、殺人事件のようなワタシの部屋の光景に絶句しながら、

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なんとなく笑いましたよ。
楽しかったなあ…と1人でボンヤリ淡麗の缶を開けて飲み干して、ボンヤリしてました。

幡汰くんのスマホのアラームが鳴り響いて、
朝が来て、みんなが起きて、昨日の軽口を叩きながら、
なぜか小鹿くんはラジオ体操して、
各々帰路へ。気だるくて爽やかな朝でございました。

ちなみに、我闘くんはワタシと深夜徘徊をしたことをすっぽり忘れていました。

あれは、ワタシの夢だったのか。
それとも…?


そんな謎も残して。

立命落研の二回生たちはそれぞれの日曜日に消えていったわけですけれども。

他の人はどうか知らないけど、ワタシにとっては大学に入って一番楽しい一日でした。

立命館には毎年7000人が入学するけれど、
そんな中から落研に集まったワタシたち7人は1000人に1人の変わり者の集団ですね。

ワタシはこの7人でいる時間が本当に大好きですよ。
ぶつかることもあるし、いらっとすることもあるけれど、それでもたった一回の笑顔だけで吹き飛んでしまう。


 落語に対するモチベーションも、
どうしたいのか、とか。なにがしたいか、とか。

そんなのバラバラでいいとワタシは思うんです。

個人が7人集まってるんだから、みんな同じとは言えないし、無理をしたら壊れてしまうし。


ただ、合唱とちがって落語は高座に上がれば一人ぼっちだから。

誰も助けてくれなくて寂しいから、せめて高座以外の場所では一緒にいたいね。
助け合っていたいよね。
何より笑って楽しくいたいよね。

きっと、落研から出たらみんな全く別々の悩みとか、世界とか、友達とか、いろいろあって。

長い人生の中で一緒に居られる時間なんて本当に一瞬にすぎなくて、この一瞬を通り過ぎたらみんなそれぞれの人生がある。


そんなことは分かりきっているけれど、
来年の11月。
衣笠キャンパスの存心館のラウンジでバレ太鼓の最後の一打の音が鳴り終わるまでは、
同じ時間を、生きて、笑って、一緒にいたいと思うんです。



王茶偉くんのこと。

落研 雑感

f:id:tokyosb:20160628123340j:image「あいつは業務スーパーの話で天下取るからな。」

「王茶偉のツッコミは痛いよ!(物理的に)」

「王茶偉なー、ええんちゃう?王茶偉は。」


「もんろーさん、もんろーさん!!!」


こんにちは。
ワタシです。サフィです。

最近はやれ、パリピだやれkpopだ、などと固いことばかり書いていたので、今日は一つ。
世界で一番くだらないことについて。

すなわち、落研について。

そして落研の中でも最もくだらない王茶偉くんについてね、書いてみたいと思うんですよ。

王茶偉くんといってもね、なんと読むというかというと、ワンチャイくんと読ませるのですよ。

タイからの留学生で、日本語を学ぶために立命館大学にタイの大学から交換留学できて、何を間違えたのか落研に入部した。


…という設定のもと。生きてる彼ですが、本名は野田くんという、正真正銘の日本人でございます。

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そんな王茶偉くんの持ちネタは、
演劇部、業務スーパージョジョ、親父、弟の5種類に大別され、ひっきりなしにぺちゃくちゃ喋っている王茶偉くんの話を全く聞いていなくても、だいたいこの5つから適当に選んで話を合わせていけば正解なので楽といえば楽と言えるであろう。

(最近はこれに、南光と雀々が加わったぞ!)

しかし、油断するなかれ。
意外と物知り博識。
京都の地理なんかは詳しいから、わからないことあると聞くといいんじゃないかな。

部室と落研が大好きで、
毎日8時45分に部室の鍵を開けて9時からの一限の授業に出席している。

練習に来れなくても、部活の準備だけやって帰っていく。

かわいい、とってもかわいいぞ。

そんな王茶偉くんの唯一…(?)にして、最大の弱点は破滅的に空気が読めないことである。

つまり、KY。
ああ、KYなんて言葉久しぶりに使ったわよ。

空気読めない。

本当空気読めない。

そんなこんなで、同期の我闘くんには、最多頻度で氷点下の眼差しを向けられている。

(我闘落語研究会の二年生。選挙とガンダム吉朝を舐め回すのがライフワークの健全な男子大学生。
この子については今度書くけど、本当にどこまで書いていいかわからないから怖い。
同じことは小鹿くんにも言える。)

そんな、我闘くんの氷点下の視線にも気づかないくらい空気読めないボーイだった彼ではあったが、最近は空気を読むことを少しずつ覚え始めて、我闘くんの冷凍ビームにも気がつくようになってしまった。
それまではその視線にすら気がついていなかったので空気が読めない方が彼は幸せであったと言える。

そんでもって、それをいたく恐れており、最近では「これは怒られそう」「これは大丈夫」と人知れず分類を行っているが、結局分類を間違えてしまうので、やっぱり空気読めてないのかもしれない。

そして、その分類をワタシに相談する彼の人選ミスたるや。


 そんな二人は高校同じで同じ学部学科だから、氷点下我闘くんはいつだって王茶偉くんのやりたいこととか思ってることを分かってる。
多分。多分、多分…
恐れ恐れられ、空気読み読めず、訳の分からん関係だけどまあいいんじゃないでしょうか、落研だもの。


そんな2人を取り持つのに暗躍するは、我らが歯死くん。


「卒部するまでにな、王茶偉のギャグで我闘が爆笑する、という光景を作り上げるのが俺たちの夢だからな!」

と、(儚い)努力を続けてる。


そんな周囲の思惑を知ってか知らずか、今日も今日とてキラキラした大きな目を存分に輝かせて、汚い部室で幡汰くんとDS三昧。

とっても毎日楽しそう。

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彼はいつだってハッピー。
いつだって上機嫌。

高座の上に見台があればもう、最高潮。

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そんな王茶偉くんの楽しい落研ライフ。

歯死くんにオチのない話を仕掛けて怒られても、
ワタシとペアルックでも泣かない。
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小鹿くんが三味線を弾いてくれれば笛吹いて楽しい。
幡汰くんとモンハンができれば楽しい。
我闘くんが見台とこびょうしの使い方を教えてくれれば楽しい。


そんな楽しい嬉しい、かわいい王茶偉くん。

会いたければ立命落研にいらっしゃいな。






あれ?
ワタシ、なにか忘れてないかしら?



next→→→→→→(未定)


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人工イクラの先輩のこと。

高校時代

 「人生はいつでもやり直せるんだから、俺は今はやりなおさん。がんばらねーよ。」

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はじめて先輩に会った時、先輩はイクラを作っていた。
なんの変哲もない細いフレームのメガネをかけて、少し汚れた白衣に身を包み、ニヤニヤとなにか悪い顔で笑っていたのを覚えてる。

手を出せ、というから右手を出したらワタシの手のひらに小さな綿の塊を乗せていきなりチャッカマンで火をつけた。

 綿は一気に燃え上がったけど、ワタシの手は全然熱くなくて、びっくりしてぽかんとしているワタシの口の中に先輩はアルギン酸で作った人工イクラを放り込んだ。

イクラは口の中で潰れて、なんの味も付いていないただの水が滴った。

またしても驚いているワタシをみて先輩は笑い転げて、とうとう椅子から落ちてしまった。

 先輩の笑った顔があまりにもおかしそうだったから、ワタシもなんとなく笑って、その日ワタシは先輩から半ば強引に化学部への入部届けを書いたのであった。

 先輩は不思議な人で、
まず学校に来ないし、来てもエロゲーのことと訳のわからない実験の話しかしないし、
いつも退部届けを書いては、顧問の先生やら先輩の同期に破り捨てられていた。

 そんな先輩のことをワタシはあまり気にかけてなかったし、
というかあんまり学校来ないから会うこともなかった。



そんなある日。
化学室の扉を開けると、例の先輩が友人と激烈な議論を繰り広げている最中だった。

「紺だよ。」
「いーや、紺はもう古いよ。時代は白。」
「白じゃ引き立たない。紺と白のコントラストが美しいんだよ、」

先輩が化学室に連れ込んだ友人は、白派。
先輩が紺派らしい。

いよいよわけがわからない。
隣で呆れ果てている女の先輩になんの議論か聞くと、先輩たちはどうやらエロゲーのヒロインの着ているスクール水着の色について討論しているらしい。

それにしても、たかだかスクール水着でここまで熱くなれるものなのか。

 「白を白で染めることこそ、美学だろ」
「現実的に考えろよ、んなに出るかお前!身の程を知れよ!」

最低だ。
最悪だこの人たちは。

このあと、エロゲーやエロアニメで出てくる[自主規制]が現実に出る量のおよそ7倍である、という世界で一番使わない雑学をワタシが手に入れた頃、やっと先輩たちの議論は幕を閉じた。


「おい、土山。」
「はい、」

先輩がワタシをみた。
ワタシの名前を覚えてることが驚きだった。

「ジュース買ってこい。」
「はい。」

パシリだ。
パシリだよコレ。
なんなんだこの人。

走ってジュースを買ってきたら、先輩はワタシに駄賃だよ、といって500円玉をくれた。


 先輩は多分すごく頭のいい人だったと思う。
いつも、化学室に先輩がいる時、訳のわからない実験に付き合わされた。

だけど、そんな訳のわからない実験は毎日ワタシに魔法みたいな現象を見せてくれたし、たまに先生に隠れてビーカーに精製水で作ってくれるコーヒーは隠れて飲ん出るからか特別な味がした。

 その日も、先輩はなにやら化学室でガチャガチャと忙しそうにしていて、ワタシはその様子をぼんやりと見ていた。

「なー、土山。」

先輩から話しかけてくるのはレアだ。
ワタシは緊張を隠すにはどうすればいいか考える。

「なんでしょうか?」

声が上ずる。

「なんでもねーわ。」

その日の先輩はなんだか変だった。
いつも飄々としているのに、なんだか歯切れが悪くて、冴えてない。
 化学室に差し込む、10月の夕日がワタシたちの世界をオレンジ色に染めていく。

先輩の横顔はなんだか悲しそうだった。


先輩、どうしたんです?

その一言が言えないまま、ワタシは試験管を洗った。


それからずっと先輩は学校に来なかった。

何回も化学室に通ったけれど、先輩の姿はなかった。


先輩が 学校を休むこと三ヶ月。

化学部仲間の友達が、先輩が来ているということを教えてくれた。
走って化学室に駆け込んだら、何にも変わらない先輩が仲間と相変わらず変な話をしていた。

 久しぶりに来た先輩は、液体窒素で作ったアイスクリームをワタシの口の中に放り込んだ。

 液体窒素、−219℃のアイスクリーム。
味云々の前にしたが火傷して冷たいのか熱いのか痛いのか分からなくなって悶絶してるワタシをみて、先輩はワタシが入部した日と同じように笑った。

 先輩は不思議な力があると思う。

先輩の周りだけ時間がゆっくり流れるように、限りなく穏やかでなだらか。

先輩がどうして学校に来ないのか、とか。
普段どうしてるのか?とか。

そういうことに踏み込む権利はないし、知ることはできないけれど、ワタシはそれを少し切ないと思いながらそれでもいいと思った。

会えるのか、会えないのかもわからない。
頼りない先輩だけど、それも先輩らしいと思えた。


 先輩は三年生になって、受験生になる。
もう、先輩は化学室に来ることはなかった。
いや、学校にも来てないのかもしれない。

 時間の流れはあっという間で、先輩は卒業の日を迎えた。

照れ臭そうに卒業生の整列に混ざっている先輩を見つけて、そのことをとても嬉しく思った。

 その日は土砂降りの雨だった。

 化学部だって、一応部活。

その年はワタシと同期の友人たちと先輩たちを送り出すために、カードとか色紙とかプレゼントをたくさん用意していた。

 三年の先輩に頼んで他の先輩を集めてもらって、ささやかなお別れパーティーを部室でする準備をしていたのだ。

 ワタシは雨の中、自転車に乗って、少し遠くの花屋に花束を取りに行った。

黄色いチューリップをたくさん買った。

来ていたカッパをチューリップが濡れないようにカゴにかぶせてずぶ濡れで走る帰り道。

そこにいないはずの人を見つけた。

「先輩、」

叫ぶように言うと、少し驚いたような顔をした先輩がぽかんと口を開けてこちらを見た。

「先輩、何してるんですか?こんなところで。
今から化学部で先輩たちのためのお別れ会があるんですよ!なんで、帰ってるんですかー!」

「え?」

ワタシの言葉にぼんやりとしている先輩を急かし立てて学校に戻った。

 先輩は傘をさして、ワタシはずぶ濡れで、なんだかどうしようもない絵柄だ。
だけど、ワタシは変な高揚感に包まれて、先輩はワタシに追い立てられて土砂降りの道を駆け抜けた。
 それはめまいがするくらいに楽しかったし、幸せだと思った。

 化学室に帰った時、先輩はクラッカーの破裂音で迎えられた。

みんな、先輩を待っていたのだ。

そして、ずぶ濡れになったワタシは黄色のチューリップを取り出して、友人たちは色紙とプレゼントを運び込む。

 ニヤニヤ笑ってる友人たちが先輩の色紙とプレゼントをワタシに渡してくれた。

 ワタシはそれを何てない顔で、先輩に渡す。

何てない顔。
何てない顔。

耳まで赤い何てない顔。


化学室は賑やかで、煩い時間がいつもより早く早く流れる。

「サンキューな、」

つぶやくように先輩が言う。

「ああ、まぁ。」

ワタシはぱくぱくと餌を求める金魚みたいになっている。

 「なー、お前。これからどうすんの?」

別の先輩が先輩に問いかけた。

「さあねえ、どうしようかねえ。とりあえず浪人だろ。」

先輩が答える。

「お前、浪人なんて耐えられんのかよ、学校も来れなかったくせに。」

不登校すらネタにしてる先輩の友達に一瞬、びっくりしたけれど、
先輩は大きく笑って、メガネを直して。

「大丈夫だろ。人生はいつだってやり直せんだからな。好きな時にやり直せばいーんだよ、」

満面の笑顔。
先輩の笑顔。


 先輩と一枚だけ写真を撮った。
もう、どうしようもねーな、と思った。


「土山、お前も今から受験か?」

写真を撮る時、先輩が言う。

「はい。」

ワタシは緊張にこわばった顔で答える。

多分最高にブサイクな顔だと推察される。

「頑張れよ、」

カシャ、と無機質なカメラ音。

先輩が卒業する。

「最後に、ジュース買ってきて。」

いつものように先輩が頼む。

ワタシは走って買いに行くけれど、帰ってきたところに先輩はいなかった。

キラキラ光る500円玉を残して、先輩は旅立った。

 なんとも先輩らしい終わりに、ワタシは笑う。


先輩がどうなったのか、今どうしてるのかはわからない。

生きているのか、死んでいるのかすら分からない。



だけど、キラリと光る500円玉を見るたびに先輩のことを思い出して、ワタシはあの笑顔に出会えるのだ。






個人的に好きなボカロ曲 (メジャー編)

ボカロ 高校時代

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ボカロ。
なんか結構遠慮してたんですけど、Twitterの大学アカウント作って一年たって。
一年間Twitterみてたら、結構ボカロ好きな人とか理解がある人が多そうなので。

今回は、ボカロについて。
私の独断と偏見によるボカロの名曲を上げるだけの記事です。

というのも、先日こんな画像がTwitterで回ってて、
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いろいろ考えたり懐かしかったり。

この画像によるならワタシは、黎明期から衰退期までボカロとすごした人なんですけど、
ちょうど中学から高校生。
一番多感な時期をボカロと共にしただけあって愛着ある曲や思い入れのある曲も多いんです。

そんなわけで、ワタシの中でボカロの好きな曲を一挙あげて行こうと思います。

今回は比較的メジャーな曲を上げたいと思うので、共感したり一緒に懐かしんでいただければ幸いです。

では参りましょう。

 とおせんぼ / 現実逃避p(wowaka)

「ボクの言いたいこと、アナタの伝えたいこと、ごちゃまぜの闇に溶かして。」

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コミュ症な女の子が好きな人のことを思ってる歌。エゴ満載な片思いの殴り書きみたいな歌詞なんですけど、なんとなく共感できる不思議な歌。
 作者は、ボカロで最も有名な人の1人の現実逃避pさん、またの名をwowakaさん。
裏表ラバーズとかワールドエンドダンスホールとかがかなり有名ですが、ワタシはこの人の曲ではこの曲が一番好きです。
wowakaさんの曲だから知ってる人も多いのでは?
 ちなみに、wowakaさんは今はボカロの活動はしてなくて、自分のバンドのヒトリエ作詞作曲ボーカルを務めてます。
 今回、そのヒトリエの曲がディバインゲートっていうアニメの主題歌に選ばれて、今ちょっとだけ話題のバンドとなりました。




ワールドイズマイン /ryo

「世界で、一番お姫様。そういう扱い、心得てよねっ!」

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中学三年の春休みに、この曲をYouTubeで見つけたのがことの始まり。
そっからボカロにはまっていったわけだから結構大事な曲です。
今でこそsupercellという名前でメジャーな仕事をしてるryoさんの初期の方の作品ですね。
恋は戦争、メルト、ボカロの成長を支えた名曲が本当に多いのですが、ワタシはやはりこのワールドイズマインが一番好きでした。
ツンデレとわがままが綺麗に合わさってて可愛く仕上がってて良かったと思います。

ちなみに、supercellの曲では、
さよならメモリーズが一番好きですね。

君の知らない物語が一番有名だけど、やっぽこの曲が一番いいと個人的には思います。
3月はいっつも聴きながらセンチメンタルに浸りますよ。



「前にしか進めない歩兵でも…!」


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ポーカーフェイスとかblackjackで有名なゆちゃさんの曲。
ポーカーフェイスもかなり好きだけどワタシはこちらの方が好きなのでこっちを取り上げますよ。
歌詞がすごくカッコ良かった。
なんか、燃えるんですよね聞いてると。
恥ずかしながら昔はモチベーション上げたい時とか聞いてた気がします。
PVに謎のイケメンが出てくるのも良かった。
相変わらずイケメン好きなんですよ、すいません。
でも、本当にいい曲です。
今でも聴き続けてる曲の一つでございます。


しにたがり/梨元うい

「しにたがり、死んでもいいよ。
生きるか死ぬかとっととしろよ。
しにたがり死んだらいいよ。
死にたいんなら死んだらいいよ。」


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くたばれPTAで話題になった梨元ういさんの曲。
まさに中学生が好きそうな曲(笑)!

生きているのが辛いならいっそ小さく死ねばいい、

という歌詞がすごく問題になったことがありましたがこの曲はそんなことなんのその。

ほら!死んでしまえ!うぜーよ!

ってことを言ってしまっております。
でも、こういうこと言えるのがボカロだと思うんですよ。
ポップス、JPOPじゃできないことをネットの匿名性とボカロの機械音に乗せて歌わせることこそがボカロの魅力であり役目だとワタシは思っているのでこういうのは結構好きですよ。

ちなみに、これも作曲した人が自分でバンドカバーしてますね。

よろしければどうぞ。とにかく勢いがすげぇ。



サリシノハラ/みきとp

「それでも君が好きだよ。どんなに汚れた未来でも、隠したい過去があっても…」

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AKBの指原莉乃の恋愛騒動をモデルに作られたと噂されて一時期話題になった曲。

確かに曲名はサリシノハラ。指原莉乃を入れ替えただけ。
曲の内容はアイドルの女の子に恋する男の子の歌。恋愛禁止のアイドルの彼女と過去に付き合っていた男の子の話。

指原莉乃がちょうどこの頃恋愛沙汰のせいで博多の方に異動になったことや、
隠したい過去、とか「剥がし」というドルオタ用語が曲中に使われているのが憶測を深めます。

 この曲、サリシノハラのPVの中ではアイドルの女の子とメガネの男の子の楽しい思い出の画像がたくさん出てくるのですが、それが男の子の妄想なのか、事実なのか。
謎を残したままこの曲は終わるのですが、
この曲は三部作で、次のヨンジュウナナという曲に続きます。


このヨンジュウナナという曲が女の子視点。
また、切ない仕上がりになっています。
ワタシはこの三部作の中でこのヨンジュウナナって曲が一番好きなのですが。

そして最後がアカイトという曲。


再び男の子視点。
これにて物語が完結。

夢を叶えてアイドルになった女の子と、そんな彼女を見守ってる男の子の切ない歌。
距離がどんどん開いていって、なんとなく恋愛禁止とかそんな女の子の境遇が見えてる。
そんな二人が遠いところからお互いに思い合ってる歌でございます。


ちなみに、ワタシは指原莉乃を知る前にこのサリシノハラを知ったので指原莉乃をテレビで見てバラエティーで馬鹿やってるみた時は結構がっかりきたのを覚えてます。
この曲の女の子はかなり健気でか弱く描かれてますけど指原莉乃は全然そんなことないですもんね。
まぁ、何はともあれ名曲です。
どうぞ聞いてやってください。
PVも素晴らしいですよ。

右肩の蝶/のりp

「赤い爪と安物のユビワ。
傷つくたびに増えるピアス。
抱き寄せて歪んだカラダ。埋めるのはあなたしかいない。」

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もうこれは鉄板。ワタシは個人的にレンverのほうがすき。ボカロの声を本当によく生かした曲だと思う。
どんな人が歌ってもボカロには勝たない、そんな曲ですね。
PVもいろんな人が書いてるし、解釈も楽しい曲。
あまりにこの曲が好きすぎて紫色の蝶々の髪飾りやアクセサリーを集めた記憶があります。
キャッチーなリズムに程よく病んでる歌詞。
まさにボカロ、って感じの曲。
なかなかここまでしっくりそれが揃った曲がないのが現状ですが、そんなボカロくささが存分に味わえる曲だと思います。


バビロン/トーマ

「よってラヴィラヴィ散々な音像。
中指立てた少女はだあれ?
待って、ハニー!ダーリン!凡庸な関係に呆れた。」

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トーマさんのなかで一番人気でポピュラーな曲ですね。
なんだかんだでトーマさんの曲ではこの曲が一番すきなんですよ、ワタシ。
いろんな解釈が溢れかえってますが昭和の汚い感じとか混沌とした感じ、退廃を全面に出してきてるこの曲の世界観が結構ワタシは好きなんですよね。
昭和のノスタルジーとか優しい感じを歌った曲は溢れているけれど、こうも退廃を出してきた曲は少ないから貴重だと個人的に思います。

妄想スケッチ/40メートルp
「くだらない嘘をついたくらいで、嫌いになんてなるわけないでしょう?
答え合わせの前に教えてよ、あなたのその答えは正しいの?」

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40メートルpさんの曲。
トリノコシティとかキリトリセン、最近ならば恋愛裁判なんかで有名ですが、ワタシはこの曲が一番好き。
アニソンっぽい疾走感が素敵ですよね。

大好きです。



そんなわけで、今回は有名pさんの曲を一通りさらってみたのですがどうでしょうか?
次回はマイナー、メジャー関係なくワタシの好きな曲を扱っていきたいと思います。

ではでは。



パリピ批判論

雑感
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パリピ
パーティーピープル。
人と群れて楽しむことが大好きで、社交的な場や賑やかなところが好きな若者をさす言葉。

人がパリピという言葉を使うとき、そこには必ず、見下す気持ち、嫌悪感。
何かしらのマイナスな意味を含んでる。

 流行りの服に身を包んで、今日から明日に遊び渡り、色鮮やかなカクテルとかスタバのフラペチーノをTwitterに投稿。
 同じような流行りの服に身を包んだ彼氏とか彼女がいて、ペアルックしたり制服ディズニーしたり。
 レポートだって、試験だって、ヤバイヤバイって言いながらなんとか乗り切って、試験期間が終わったら、また呑んだり群れたりの大騒ぎ。
 そして、たくさん写真を撮って、またTwitterに貼り付けて、ハートを集めて。


そんなパリピのことを今日は考えていきたいと思う。

 まず、基本的な立ち位置としてワタシはパリピが好きではない。
それは、高校時代にスクールカーストの頂点にいた人たちになんとなーく見下した目を向けられたことをパリピを通して思い出してしまうからであり。
 ろくすっぽ口も聞いたことないのに平気で試験前になるとノートを貸せだの、コミペを代わりに出せなどといってきて、あちらの用が済めば簡単に切り捨てる薄情さが悲しいからでもある。

そして、最後の理由が、絶対にそうなれない自分をパリピを通して見つけてしまうからなのである。

 ワタシは、パリピな彼女たちがもっているような、細くて綺麗な足も、可愛らしい顔も、メイクのスキルももってないし、
明るさと元気さだけを武器に無邪気に他人に関わっていく勇気も振り切れたものも持ってない。
 USJなんかで何のためらいもなく短いスカートでコスプレしてる彼女たちを見ると眩しい気持ちになるし、率直に羨ましい…と思う。

  男子だって多分そうなんだろうな、と思う。

ワタシの最も身近な男子、ワタシの弟は典型的なパリピで。

 毎日朝っぱらから長いこと鏡に向かって髪型をくまなく確認するし、服装だってアウターとインナーの組み合わせに前日から悩んでる。

クラスラインのなかで繰り広げられる自己紹介のLINE一文にもユーモアとセンスを詰め込もうとする。

「真ん中にいないと楽しくない」

というのが彼の持論だし、実際どのクラス写真でも彼はど真ん中で満面の笑みで写っていて、
一緒に歩く友人たちは華やかなイケメンや、すらりと背の高い好青年ばかりだ。

 街で歩いてる弟はすっかり今どきの若者になりきっていて、同じような格好の友人と笑い合っているけれど、何気ないその服装とか髪型は前日から一生懸命考えて作り上げたものだ、と知っていたらなんだか笑えた。

 パリピの女の子たちも男の子たちも、
彼らにとって可愛くあること、カッコよくあることは日常を楽しむためのパスポートみたいなもので、外せないところなのだと思う。

 きっと朝っぱらから何十分とかけてメイクしたり髪の毛整えたり、バイト代を服代に流し込んだり、不断の努力の果てに彼らは自分を「雰囲気イケメン」とか「量産女子大生」に作り変えて、仲間と笑いあうのだと思う。
おきまりの仲間とおきまりのノリで、自分たちを「マジでキャラ濃ゆい」とか「安定の○○メン」なんて言葉で形容して特別だと思い込む。


 ワタシはパリピでもないし、過去にそうあったことだってないから、パリピの人間関係を薄っぺらいとか、軽薄だ、などと決めつる権利はない。

パリピはかっこいい、可愛い、楽しそう。

だけど全てそれをまとめた上でもワタシはパリピになりたいとは思わない。

例えば、大学の図書館で毎日一心不乱に勉強してる冴えない男子。

傍目から見れば何やってんだ、かも知れないけどそこまで打ち込めるものを見つけてる彼はきっと幸せだと思う。

バイトで稼いだお金を好きなゲームに流し込んでる友人は最高に満たされた顔をしている。

普段大学の表舞台には出てこないけど、
誰も知らないことに命をかけてる人たちだっている。
それはディベートかもしれないし、カルタかもしれないし新聞かもしれないし、放浪かもしれない。

 一番いけないのは、つまらないつまらないとネットと部屋に閉じこもること。
一日中ゴロゴロ過ごす日常のこと。

Twitterで、にちゃんねるで、パリピを叩いて、
パリピじゃない人たちを陰キャと罵って、
根拠のない優越感に浸っている人たちだとワタシは思う。

遊び疲れても仲間とLINEして、また遊んで遊んで青春を謳歌するパリピと、
趣味とかサークルに青春を溶かしこんでいく人たち。
はたまた学問に身を沈めて昂然としてる図書館の民。


 いろんな生き方があるし、多分正解なんてないと思う。
 だからこそ、オブザーバーになりきって一段上から批判してばかりの人にはならないで、何者かになって生きていきたいとワタシは思う。

何か必死になれて、「これだけは、」ってものを自分のなかで見つけて持っていきたいというのが素直なワタシの望みなのだ。

 結果的にみんな違ってみんないい、みたいな安直な結末に帰着するわけだけですっごく悔しいのだけれど、これから先もワタシは自分の立ち位置と居場所と、「これだけは、」って何かを求めて果てしなく流浪していくのだと思う。

曖昧な立ち位置のまま、虚しさと焦燥感に襲われながら、ひたすら自分を求め続けることは、もしかしたらみんなが感じてることかもしれないし、ワタシが難しく考えすぎているのかもしれないが。

明日も明後日もずっと笑ってられるように自分の立ち位置と正体を探っていかなければならないのだ。

 

 

個人的に好きなkpop ①

kpop


はい、ということで。
今日はこんなテーマで。
ワタシは本当に本当ににわかファンなので、アルバム収録曲とかまではカバー出来てないです。
メンバーが把握できてないグループもまだまだたくさんあります。
だけど、kpopをかじり始めて一年ちょっとたったことですし、大分いろいろ漁ってきたと思うので、今回はこんなテーマにチャレンジしたいと思います。

で、今日はkpopで個人的にグッときたMVまたはパフォーマンスをざざっとご紹介。

まずはこちら。

electric shock /f(x)

「お医者さん、コレなんですか?
胸が苦しくて、熱が出ます。」



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初めての恋のときめきを電気ショックに例えてる曲。
f(x)っていうグループの曲ですね。
2012の曲だから結構古い。
ワタシがkpopにハマるきっかけになった曲です。
ある日YouTubeのオススメ動画に上がってきたこの曲を聴いたときからkpopに足を踏み込んだわけだからけっこう大事な曲。
まずはここから始めたいよね。

Whatcha Doin' Today / 4minitue

「楽しんで生きようよ。この世は明るい。」

日本語なし

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4minitueっていうグループの明るくて楽しい曲です。
週末、金曜日のワクワク感をテーマにした一曲。
MVの日本語字幕が見つからなかったけどぜひMV見て欲しい。
色使いがすごく綺麗で見てて楽しいポップな感じです。
4minitueの曲は本当に全部好きだけどワタシはこの曲が一番好き。 

sting / stellar

「まるで探偵になった気分よ、シャーロックみたい。だけど、問題はこの事件の被害者が私だってことよ。」

パフォーマンス 日本語なし

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上二つのグループよりもちょっとマイナーなグループ、stellarってグループの曲。
 なんとなーく、彼氏が別れたそうなのを、悟っちゃってて、切ない女の子のうた。
 恋人たちの終わりのうたです。
 このグループはエロすぎて度々韓国で問題になるんだけど、ワタシは密かにこのグループを応援してるんです。
パフォーマンスもかっこいいのでぜひ見てやってください。

can't nobody /2ne1

「子供っぽい?それがあたしの魅力なの。
怖いもの知らず?それはあたしの若さのせいなのよ。」


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2ne1ってグループのこれまた古い曲。
2010年。
このグループといえば、パソコンのCMに使われて一時期話題になった、I am the bestが思い浮かびますが、

ワタシは2ne1ならこのcan't nobodyが一番好きなんです。

誰も、あたしを支配できない。

って強さがすごくかっこいい。

trouble maker / trouble maker

「どうすれば君を僕の心の中に入れておけるのか。」

22秒地点からどうぞ。

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さっき紹介した4minitueのメンバーのヒョナって女の子と、同じ事務所の男性アイドルBEASTのヒョンスンの二人組ユニット曲。

男女の駆け引きをパフォーマンスと曲全てで表現してる曲。

とにかく色っぽくてセクシー。
男女が体をくっつけて怪しい雰囲気を演出しながら踊るのは最初見たときはかなりの衝撃でした。

ワタシはこの二人組が大好きなんですけど、
最近はやってくれないから寂しいっす。

というわけで今日は取り敢えず5つ紹介してみました。

まだまだ紹介したい曲が有り余ってるのでこれからは定期的にやっていこうと思うので暇な人は覗いてやってください。

ではでは。

学歴コンプレックスへの模範解答。

高校時代 雑感
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明日は熊本の公立高校の入試の日らしいので、少し思ったことを。
フィリピンからお送りします、サフィです。

フィリピン滞在も残り一週間。

帰国してデジカメの写真を全部スマホに移し終わったらスラム街の話とか、留学後半のお話とかゆっくり書きたいと思います。

今回は衝動的に思ったことがあったから書きたくて。

今回のテーマは学歴コンプレックスのこと。
ワタシなりに出した学歴コンプレックスへの回答です。
興味のある人はぜひどうぞ。


熊本の高校入試は大体の人が公立高校が本命です。それは、県内で頭のいい高校はすべて公立高校であることから。そして、頭の悪い公立高校だって私立よりは学費がかなり安いから、
クラスで成績1番のあいつも、1番下のクルクルパーもあいつも、みんな本命はこの公立高校入試なのでございます。

ワタシもはるか5年前。
この公立高校入試に出陣したのを覚えています。

さて、ワタシの話をすると、ワタシが5年前受験したのは熊本で二番目の進学校。偏差値70越えのスーパーエリート高校。
進学校のくせに甲子園に行ったり、クリームシチューの母校だったり、何かとうるさい我が母校。
それが、ワタシの受験した熊本県立済済黌高校

この済済黌高校の黌の字が書けないと落ちる、などというくそつまらん噂が受験生の間で飛び交いワタシも漢字練習ノートというなんとも懐かしいものに必死に練習したものでございました。

この済済黌高校。
熊本で1番人気で、地元中学生の憧れの高校。
グレーのセーラー服が可愛くて、
生徒はなんかキラキラしてて中学生のワタシは死ぬほど憧れてたんですね。

公立高校受験のくせに倍率2倍というわけのわからん事態をなんとか突破して、結果は合格。

はれて、済済黌高校の生徒に。

喜びで溢れている春だったことを覚えています。

そんなワタシを待っていた高校生活は、
まさにこの世の地獄としか言いようのない酷いもの。

この済済黌高校。
ワタシの父の母校であり、祖父の母校。
父はこの済済黌高校から熊本大学医学部医学科へ。祖父は防衛大学へ。
輝かしい進路を歩みました。

自分だって行ける、行ってやる。

そんな気持ちで挑んだけど、数学も化学も、英語も、歴史も、国語まで何もかもワタシは授業についていけず、
あっという間に落ちこぼれに。

お父さんみたいなお医者さんに。

そんな夢は遠く遠くなり赤点常習犯。

それでも毎日必死で眠気まなこをこすりながら平日でも絶対4時間の勉強をしたけど、どんなに頑張ってもダメ。

努力が実ったことなんて一度もありませんでした。

ど底辺の成績のままあがいてもがいても、抜け出せない事態が自分が苦しくて、
ワタシは自尊心も夢も何もかも失って、劣等感とコンプレックスの塊へと姿を変えていったものでございました。

教師たちは冷たく、悩んでいても辛くても、涙を流しても「努力不足でしょ」の一言で成績上位者の指導に夢中。

ワタシはあんなに焦がれた母校のことを大嫌いになっていました。

卒業式の終わった日、終わったことが嬉しくて、一人で泣きながら自転車をこいで帰ったことを今でも覚えています。

 国立の合格発表も、私立の合格発表も、
笑顔の友人が羨ましくて、辛くて部屋に引きこもって携帯の電源を落としたものでございます。

そんなワタシも浪人生になり。

進路を変えて、私立大学の頂点を目指します。

手の届きそうなところまで行くのですが、
なんとわずか一点差で補欠合格。そして本当の合格を勝ち取れず、ワタシはセンター利用で抑えていた立命館への進学が決まりました。


ワタシは、高校生活で巨大に育ってしまった学歴コンプレックスをどうにかしたくて。
ワタシをあざわらった教師たちを見返したくて、それだけだったのに、最後のチャレンジを賭けたのに、またしても味わった挫折に打ちひしがれたものでございました。


ワタシは両親たちへの、高校の同級へのコンプレックスでズタボロになりながら大学の入学式を迎えたのでございます。

そして、プライドも、自尊心も、夢も希望も全部剥ぎ取られて両親とも離れて放り込まれた大学の中で、ワタシは押しつぶされるような思いでしばらくの時間を過ごしました。

浪人生のころ、いい大学に行くのが全てで、
いい大学に入ったその先のことを何一つとして考えていなかったワタシは、大学入試の失敗という現実の先にあった「大学生活」とか「その先の景色」を何一つ用意してなかったんですね。

で、なんとなく文学部だし、教職でも取るか。
と興味もない教職の授業を履修しながら、考えることとか夢見ることをやめたんです。

 だけど、ある日。
ぼんやりと大学の中を歩いていた時偶然通ってる立命館のポスターに目を止めたんです。


それが、こちら。

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もしも君の夢を笑うものがいるのならば、その声を遮る盾になろう。

それは遠い昔から笑い飛ばされてきたワタシの夢を思い出させるものでした。

ワタシの夢は、本当になりたかったのは医者でもなくて一流大学の大学生でも無かったんですよ。最初から。


ずっと、ワタシがなりたかったものは
文章を書く仕事。新聞記者。

だけど、遠い昔からなってみたいと口にするたびに、「難しい、」とか「無理だよ」とか。

高校の担任に至っては、「あんたなんかがなれるわけないよ」と斬り捨てる始末。

ワタシは胸の奥にしまいこんで、
一流大学から一流企業とか、
医者になりたいとか、

誰もが望む。
誰もにうらやまれる、名誉やステータスにいつの間にかすり替えて忘れてしまっているうちに忘れてしまったんですね。


じゃあ、立ち返って考えてみれば。

ワタシの夢を阻むものは今あるのか。

否、何一つとしてないんですよ。

例え、ワタシが東大にいけても、京大に行けても、一橋に行けても早稲田に行けても、慶応に行けても、やることも望むことももう何も変わらない。

ワタシはただ新聞記者になりたいだけで、それ以上でもそれ以下でもないし、その他何者でもないんです。

だからもう高校の同級生にコンプレックスを感じる必要なんてないし、
両親にコンプレックスや申し訳ないと思うことなんてないんです。

ワタシにはワタシの確固たる夢があって、
その根底がある今はもう歩いて行く道が分かってて、視界は明るくて、
誰のことも羨ましくないし、
大学で出会えた優しい人親切な人、そして面白い人たちからキラキラ光る言葉と時間に包まれて、幸せなんです。


高校時代唯一、唯一ワタシのことを分かってくれた先生が何もかも失ったワタシに言ってくれたことが全てです。


コンプレックスは憧れとして上書き保存して、
次の夢につなげていくしかない。
そうやってしか人間は前に進めないんだよ。

この言葉がワタシは大好きで今でも胸の中にあるのですが、

先の立命館のキャッチコピーもワタシは大好きです。

それから、落研や実際に新聞記者の人に教わりながら記事を書いた中でワタシは改めて言葉とか文章の力を思い知らされる毎日でした。

そんな人をひきつけたり、知らないところで励ましたり生きる糧になる言葉を作れる人にいつかなりたいというのがワタシの夢でございます。


今のワタシの夢は、
中国か韓国で新聞の特派員として働くことで、二回生からは中国語や韓国語もしっかり勉強したいと思うのですが。
東アジアをつなぐような新聞記者になりたいです。

もう揺らがないです。
ワタシだけの夢です。

挫折と他人に羨ましがられたい、劣等感とか様々なものが混ざり合って螺旋になって学歴コンプレックスというのはあると思うけど、
立ち返って考えれば、ワタシにとってはそれは本当につまらない自己暗示でした。


 ワタシの弟が明日から受験するのは、ワタシが三年間苦しんだ済済黌高校だけど。
いまでもあの高校で過ごした毎日を思うと眩暈がするくらい悔しくて、苦くてしょうがない気分になるけど、
それでもいまのワタシは初めての入試に、緊張してピリリとした顔をしているだろうあの弟に、ただただ「がんばれ」と言ってやれるんです。

その先なんて分からないけど、
どうなったって人は再生できるんだから。