別名サフィの独り言

気ままに生きてる宇宙人の映画とか読書とか勉強とか。

手ぬぐいとキットカット

「あと、どれくらいのキットカットを食べたら僕たちは自由になれるんだろう。」

手ぬぐいとキットカットを見ると思い出す人がいる。
ワタシのかけがえのない友人の話。
その人の話をしたいと思う。

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  小学五年生の始業式の日。
クラス替えで浮き足立ってる教室で、席替えがあった。

 適当にくじ引いて、机を移動させた先でクラスで一番綺麗な女の子が騒いでた。

「げー!私やだよ!こいつのとなり!」

ふいと目をやると初めて同じクラスになった男の子。
泣くかなあ、と思って見てたけど彼は何にも気にしてない素振りでサッサと自分の机を動かし終わって詰め将棋を解いていた。

強がった素振りもない飄々としたその態度が気になって、次の瞬間口と体が勝手に動いて。

「ねえ、そのくじ替えっこしようよ。
ワタシこの人の隣がいいなあ。」

と切り出していた。

その瞬間、少し驚いた顔で彼が顔を上げて目と目が合う。

机を動かしてぴったり机をくっつけて。

「よろしく!」

と、やけにでかい声で言ったワタシに、詰め将棋から顔を上げることなくよろしくと小さな声で彼が返事をする。


それが、出会いだった。






簡単に言えば彼はいじめられっこだった。
流行りの菌まわしのターゲットだったし、
みんながなんか彼のことをバカにしてたし。

でも、彼は周りとは違う次元で生きてるみたいで小学生とは思えない博識な知識はいつだってワタシを魅了した。

 訳のわからないことを早口言葉みたいにこちらが相槌をうつ暇もないくらいに喋り倒す彼は話す時に右手の人差し指をピンと立てるくせがあった。

 教室は決して彼にとって呼吸のしやすい場所ではなかったけれど、彼にはその代わりにとても素敵な居場所があった。

それが、理科室。

変わり者の先生と、訳のわからない話をしている時、彼は世界で一番幸せそうな顔をしていた。

その光景がワタシは好きだった。


小学校を卒業して、中学では彼と同じクラスになることはなかったから繋がりはほとんど切れた。

唯一言葉を交わしたのは、立ちっぱなしでの合唱の練習を抜け出して、水飲み場でへたり込んでいたとき、彼が剣道部の袴姿で休憩の水飲みに来たときだった。

お互い小学校をでたっきり何にも話さなくなっていたし、なんとなく言葉が切り出し辛くて悩んだ挙句に、

「なんで、剣道部の人って手ぬぐい持ってるの?」

というトンチンカンな問いかけだった。

彼はすこし得意げに懇切丁寧に教えてくれたけど、ワタシは久しぶりに右手の人差し指をピンと立てる彼が観れただけで満足だった。

「すごいねえ、ワタシ手ぬぐいなんて使ったことないし、使うことこれから先の人生ないと思う。」

「いや、それはわからないよ。最近は自然派とかで手ぬぐいも流行ってるし」

彼の方もずれてる。


休憩が終わるから、と走って体育館に戻る彼の後ろ姿をぼんやりと見送りって、ワタシも音楽室に戻った。


中学での彼の成績はトップクラスで、誰も彼もが塾に通ってるなか、学校の勉強も先生への質問だけで、県内一二を争う進学校への合格を決めた。

 合格発表でニヤリと嬉しそうに笑う彼の手を無理矢理とって、

「もっと喜べ」

と命令したのを覚えてる。

高校二年でまた同じクラスになって、最初の日に2人で片道5キロ以上ある道をだらだら帰りながら他愛もない話をした。


他愛もない話に混ぜて、彼が腰を痛めて小学生から続けていた剣道を辞めたことを知った。

「残念だったねえ」

と、言うワタシに、

「いや、もともと健康のために運動しようと思って始めたことだし?」

と飄々と言う彼は、何処までも浮世離れしてるけどやっぱりすこし寂しそうだった。

「じゃあ、あの男子が体育に使うのを教室置いてる中で一番汚い竹刀ってキミの?」

「汚いっていうなよ。努力の証だ。」

「今度触ってもいい?」

「なんで?」

「触りたいから。」

「好きにすれば」

翌日約束通り手にした竹刀は持ち手の部分がすこし黒ずんでいて、マジックペンで書かれた彼の名前の平仮名は滲んで紫に近い色になってた。

「意外と重いねえ」

ワタシの感想に、苦笑した彼はワタシのてから竹刀を取り上げるとさっさと片付けて、今夢中の生物部の研究について果てしなく話し始めた。

わからないことだらけなので質問すると、やっぱり得意げに人差し指をピンと立てて話してくれる。

毎日近くの湖で水を汲んできて中のプランクトンを永遠と調べ続けているらしい。

「生徒理研で九州大会に行きたいねってみんな言ってるけどそんなことどうでもいいって思うんだ。
だって、実験してるだけで楽しいから。
別にどうでもいい」

「ふーん」

当時、合唱に燃えて、死んでもいいから九州大会に行きてえ!

と賞のために合唱をしているワタシにとっては彼の考え方は異質だった。

 試験前になるとワタシはよく彼に泣きついた。
理系のからきしダメなワタシは何度彼に助けられたかわからない。

放課後の生物室で、減数分裂とか精子卵子の話を永遠とした。
周りの生物部部員もわらわらやってきて部屋の中を精子卵子とか受精とか減数分裂なんかの遺伝用語が飛び交うのを面食らって見てるワタシをテキストを丸めたもので叩きながら集中しろ!と檄を飛ばしながら教えてくれる彼は生物も科学もいつも満点。

ワタシは彼のおかげで赤点回避。

答案を見せて得意げな顔をして見せると、また頭を叩かれてしまった。


高校三年の卒業がかかっている時もワタシは彼に泣きついたし、このころになると彼もワタシが泣きついてくるのを分かっていて、赤点回避用のプリントを私のために作ってくれていた。

余談だけどそのプリントはかなり人気でワタシ以外の子達も欲しがったという出来ぶりだった。

次のテストで70点を取らないと卒業出来ない!

と泣きついたワタシにこれだけ覚えろよ!ここからでるから!

と言った通りに勉強して、72点をかちとり、

「余裕だね!」

というワタシに彼は大きなため息をつきながらも得意そうに笑った。

全校生徒の前で一人でコントをする羽目になって死にそうな顔をしてるワタシに彼が言い放った言葉なんかは今でもワタシの胸に強く残ってる。


「お前は何喋っても何しても面白いんだから。
好きなこと喋ってればいいよ。」

もうそれだけ言ってくれる人がいれば舞台なんて怖くなかった。



 変な人だったと思う。
一緒に帰ってる時に自転車からワタシが転げ落ちても、転げ落ちたワタシよりもワタシの足元にあるタンポポセイヨウタンポポか日本のタンポポか気になる人だったし。
近道を見つけるのが趣味で、不法侵入まがいのこととか、近道を見つけるための遠回りをやってることもあった。
生物とか化学のうんちくは絶えなくて、近くの湖の生態系について一時間以上語られたこともあるし、
生物室の虫の標本の整理を手伝わされたこともある。


 口下手で人付き合いが下手で、国語が苦手で。

でも、絶対人をバカにしないしわからなければいくらでもわかりやすい言葉に直して教えてくれるし、どんなに辛くても心折れない強い人だった。


高校での彼は小学生の時とは違って一目置かれた愛されキャラになっていた。


彼が風邪をこじらせて入院した時は、退院した彼のお祝いにクラスの女子が彼のためにみんなでお菓子を集めてバケツにいっぱいのお菓子箱を作った。


両手にいっぱいのお菓子を抱えて、どうすればいいのかわからずにおどおど頭を下げる彼はもう小学生の時の彼ではなかった。

「こんなんされたことないから、どうすればいいかわからなくて困る。」

「でも嬉しいでしょ?」

そう言うと返事をしない。
多分嬉しくてしょうがなかったのだろう。
 



高校三年の冬になってセンター試験の会場の下見もなんとなく合流して一緒に帰った。

二人で帰る道すがら、合格祈願のキットカットをボランティアのお姉さんにもらった。

模試の帰りとか、高校の受験の激励会、部活の顧問に、中学の先生、この季節の受験生はありとあらゆる人たちからキットカットをもらう。


お姉さんのキットカットをみて、ぽつりと彼が呟いた。

「あとどれくらいのキットカットを食べれば僕たちは自由になれるんだろう?」

悲痛な受験生の叫びを吐露する彼がおかしくてワタシは笑った。

「そんなに食べたくないのならそのキットカット、ワタシがもらってあげようか?」

敢えてずれたことを言った。

「いや、そうじゃないでしょ」

と、ワタシに取られないように急いでキットカットを食べる彼がおかしくて笑った。

その日は変なテンションで昔の話をした。

「小学校から一緒だったんだよ。
もうかれこれ8年いっしょ!
初めてキミと同じクラスになったのが10歳!五年生の時だったから!」

「え、そんな長かったか?」

「長かったんですよー」



「あのときさ、」

「あのときって?」

「五年の始業式。」

「うん」

「お前が、この子の隣がいいって言ったの。

「そんなことあったっけか?」

「忘れたふりすんな」

「すまん」

「ありがとう」

「おう、」

ゆるゆるとした会話をいつまでも続けてるうちに家に着いた。


それから、ワタシは浪人して、
彼は現役で第一志望の大学の理学部に見事合格した。


おめでとう!

と言うと、右手の人差し指をピンと立てて試験問題のこと。
大学では化学分野をやりたい化学分野のなかでもなにがやりたいこれがやりたいと、をベラベラと話した。
嬉しそうな彼を眺めながら、きっとこれが最後だろうな、という確信に似た予感が頭をよぎった。


彼は変な人だからメアドもLINEも持ってない。

それを最後に連絡がつかない。
今度会ったら絶対連絡先を聞いてやるんだ、と思っても、ぱったり出くわさなくなってしまって、ついにワタシは京都まで来てしまった。


今日道端にキットカットの赤い袋が落ちていて、ふいに彼の言葉を思い出した。

数え切れないキットカットを食べた果てにワタシたちは自由になれたのだろうか。

部室に転がっている竹刀を手にとって、持ち手を見れば、そこにある名前は当たり前ながら彼の名前ではなかったけれど。


一生使うはずのなかった手ぬぐいとおまけに扇子まで持ってワタシは何をしてるんでしょうね。


今度ばったり彼に出くわしたときは、落語が好きな彼のためになにか一つやってみたい。


彼は右手の人差し指をピンと立てて、どんな批評をしてくれるだろうか?




多妻来くんは寝冷えをしない。


小三治みたいにやって欲しい。」

「4回生の春までには返済する」

「多妻来くんー、多妻来くんー」

「肌、すべすべやなあ…」


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こんにちは。
ワタシです。
サフィちゃんです。
最近、恥さらしブログの更新をサボりまくってます。
それというのも、落研はただいま絶賛ネタ上げ期間中。ワタシも普段の練習不足が祟ってもれなく修羅場を迎えております。

ま、そんなことは置いといて。

明日はなんでも、こんなのがあるそうで。

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京都の大学の落研のなかでも芸名に「王」という文字の入った落研の子達が頑張る寄席らしく、うちの落研からはこの子ね。

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立命亭王茶偉くんが頑張るよ!
よかったら来てね!


まあそんなこんなで、同期が頑張るということでね。
この子の応援したかったんだけど、この子についてはもうこないだ書き尽くしたよね。

そのこないだの記事。

じゃあどうしようか?と考えて。

ここはやっぱり王茶偉くんと一番仲良し(?)な立命亭多妻来くんについて書かせて欲しい。

見よ!このいい笑顔を!

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ちなみにこの写真は、ワタシがワタシの写真を撮れ、と言って王茶偉くんにカメラを渡したときに、ノリノリでポーズを取ってるワタシを撮影するふりをして自撮りをしているところ。

シャッターを切ってるのが王茶偉で、作戦を立てたのが多妻来くん。

いたずらが成功してご満悦なこの笑顔。

この二人といえば、やはりドスコイニバンボシという名前でコンビを組んで何回かコントをやっていて、この二人のシュールで独特な世界観は落語研究会2回生のイチオシとも言えるでしょう。


ま、この辺で王茶偉には退散していただいて、多妻来ですわよ。
多妻来。


なんてったって、多妻来くんといえばやはり落研唯一の兼部くんですね。

いやー。我々の代はみんな兼部してたんですよ。

ワタシは新聞部と弁論部
小鹿はギター
歯死もギター
我闘は古代史探検部

でもね、
ワタシは弁論部はなんか幽霊になったし、新聞部はLINE荒らして会計放り出して退部したし、
小鹿はギターよりも三味線に夢中になって部室で三味線を弾き続けて辞めたし、
歯死は、なんかギターやめたし、
我闘はわけのわからんうちに電撃退部を決め込んだ。

ああ、王茶偉だけなんか猫に餌をやるという謎のサークルと兼部してたけど、そんなことは今はどうでもいい。



そんななかで多妻来くんはなんと合気道と兼部中。
バリバリの体育会の合気道と兼部中だけれども、落研のなかの誰も彼が合気道をしているのを見たことがない。

そういや、見たことないのよね。
卒業までに見せて欲しいね!


週に3回の落研の練習はサボらないし、週に3回の合気道の練習ももちろんサボらない。

というわけで、バイトをする暇がない。

そういうわけで、いつも金がない。

ちょっと前彼の家に行ったときはしきりにパソコンをいじって

「ネットで稼ぐがー」

と言っていたけれど、その計画は実現したのか。
いったい何するつもりだったのか。

 

立命落研二回生。
あくまで立命落研の二回生という狭すぎるくくりの中ではあるけれども、
圧倒的に恵まれた体型と、愛嬌ある顔をしているのに、(というかほかの奴らが落研という文化部に入ったのに高校時代の運動部のノリで食べ続けたせいでデブ化しているなか一人だけ合気道部のおかげで運動しているからではあるのだけれども)まったくもって、女の影が、ないっ!


その原因はまあ、一つは。
女装した彼がそんじょそこらの女の子よりもかわいい。

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ちなみに、右はまたしても王茶偉だよ。
ワタシのセーラー服を難なく着こなす体型のよさも彼のスレンダーっぷりをアピールしてるけれども。

(ていうか王茶偉で、女装ネタ書き忘れたのは最大の失敗だと思ってる。)

そんなことどうでも良くて、
やっぱ持てない理由は彼が生粋の二次元至上主義だからだと思う。


彼の家にはわけのわからん女の子のセクシーなポスターとか、かわいい(のであろう)ポスターが貼り付けられてるし、筆箱とかノートは某アイドル育成ゲーム。

そもそも芸名だって声優のナントカさんから妻って字をもらってつけたわけだし。

彼の自己紹介はいつだって、
夢は二次元の嫁でハーレムを作ること、立命亭多くの妻が来ると書いて多妻来ですー。

でございます。

ああ、頭が痛くなってきた。


そんなわけで、三次元の女に未練はあんまりなさそうだし。

(ちなみに三次元の女への未練が一番すごいのは立命亭[自主規制]闘くんです。参考までに。)

 
ファッションセンスは壊滅的。

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後ろに写り込んでるサイコパスはさておき、
ワタシがチャイナ土産で買ってきたシャツを着て喜んでるけれど。

注目してほしい足元に。

彼は春夏秋冬いつだって雪駄
2着ほどのズボンと5着くらいのTシャツと2着くらいのジャージのパーカーを着まわして生きてる。

ちなみにこの肌寒いのにまだまだ半袖。
いつまで続くか個人的に楽しみですね。


  そんなわけで、スペックのわりに欠けたるところも多すぎる残念男子多妻来くん。

そんな彼だけれど落研男子らしくやっぱり優しい世界に住んでる。


歯死に貸したお金がなかなか帰ってこなくても卒業まで待つ気の長さ。

王茶偉のモンハンにも一番付き合ってるし、
たまには冷たくあしらいながらも、王茶偉のめんどくさい話にも一番付き合ってるし、

酔った我闘にさわさわされても甘んじて受けるし、

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たまに脱ぎたがりのところはあるけれど、

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まあ、犯罪の域ではないだろう。


飲み会で小鹿が調理をサボってもたこ焼きのタネを作ってくれるし(with 王茶偉)。

ワタシの次回ネタの相談にものってくれるし…(気に食わないネタを言うと鉛筆をさされるぞ!)

そんなこんなで、
頼りになる、すごい!やさしい!かっこいい!そんな多妻来くんのことを今日はザザッと書いてみました。

多妻来くんに会いたければみんないつでも立命落研にいらっしゃいな。

直近で、BKCで30日に待ってるわよ。
今日出てきた子たちもみんなでるからよかったら来てくださいな。




それでは、毎度おきまりの展開を。




あれ?
あれれ?

ワタシ誰かを、忘れてないかしらん…

→→→→→→→next

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第一回!承認欲求クッキング!


大家好!

ワタシです!みんなのかわいいサフィちゃんですよー!

今日から始まる新コーナー。

名付けてサフィの承認欲求クッキング!

ワタシ、サフィが暇を持て余して、実はワタシ料理のできる女なですよアピールをするためだけに、主に週末繰り広げられる狂ったクッキングの様子をリポートするよ。

最近話した友達に「胃袋をつかんで彼氏をゲット」という話を聞いて割と燃えているワタシ。


そんな、サフィの承認欲求クッキング第一回は、


肉まんを作ったお話を書こうと思ってます。


夏休み中国、台湾と中華を渡り歩いたワタシ。
毎日毎日お腹いっぱい飲茶を食べて、
体重は4キロ増えた

んで、んで、ダイエットしてたんだけど昨日、その4キロ分落としたことが分かったのでご褒美に大好きな中華まんを自分に買ってやろう、


と、ワタシはコンビニに走ったさ。

だけどねえ…

売ってなかったの。

スーパーにいってもなかったの。

しかしそのくらいでワタシの肉まん欲が消火するわけもなし。

売ってないなら自分で作ればいいじゃない!


と、いうわけで。

スーパーへgo!

今回はネットで拾ったこのレシピでチャレンジしましたよー。



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材料はこんな感じ。

台所を片付けて手を洗って、かわいいエプロして、女の子気分全開でレッツクッキング!

いやー、みんなにも見せたかったよね。
ワタシのエプロン姿。

もちろん今日は一人でこの肉まん作りを執り行ったので、エプロン姿をみて誰かとキャッキャもにゃんにゃんもすることもなく。

鏡見て喜ぶだけの痛いことをした後で粛々と肉まん作りを進めていきましたよ。

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皮はこんな感じで混ぜて

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発酵はこんなん。


どうでもいい話だけど小麦粉をこねてるとお母さんのことを思い出しますね。
ワタシの母親はパンを焼くのが趣味だったから小さいときはいつも朝起きたらガスオーブンからパンの焼ける匂いがしてたんですよ。
 土曜や日曜なんかは、「お手伝い」とうるさい邪魔なワタシと弟たちを華麗にあしらいながら小麦粉をこねたり、発酵させてたお母さんだけど、ワタシや弟が大きくなるにつれて焼くのをやめちゃった。
忙しくなったし、いろんな仕事が増えたし、みんな大きくなっちゃったからかもしれないけど、また焼いて欲しいもんですね。


と、しんみりしたところで発酵終了。

具材を包んで、

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蒸し器へgo!

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つつむのは、上手く行きましぇんでした。

次作るときは上手い人に包んで欲しいと思いましたね。

でもねでもね、

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形悪いけど。
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味が染みてて、市販のより具もたっぷりで死ぬほどおいしかったですよ。

「お前はベッドで物食ってんのか、」

というツッコミはやめてください。
ワタシの食卓は今や参考書の山に埋もれていて戦闘不能です。

そんなわけでホカホカのできたての肉まんを食べていい気分のワタシだけど、今回の総評はズバリ…


こんなん一人でやることじゃねーよ!

ってことですかね。

一人で食べてるときとかものすごく虚しかったからね。本当に。

生地をこねてるときとか無心以外の何物でもない思いだったよ。


ベッドにこぼしたからシーツもなんもかんも洗う羽目になって手間が増し増しだからね!
こんなんだったら食卓を片付ければよかったよ。


明日は具材が余ったから餃子作るけど寂しすぎて今から泣きたいわ。


まあ、あれですよ。


今回は包むのうまくいかなかったんで、次回は器用そうな人を巻き込んでですね、
具材もあんまんとか、ピザまんとか、そういうのにもチャレンジしたいですね。

肉まん作り結構楽しかったんで、肉まん食べたい人はワタシの家に来ればいいんじゃないかな。

多分喜んで作るよ。


そんなわけで、今日のサフィの承認欲求クッキングはここまで。

次回の料理は未定だよ!


またみてね!!!


ゾンビは君たちを狙ってる。


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ゾンビに会ったことがあるだろうか。

何を気が狂ったのか?と思われそうな突然のスピリチュアルな質問だけれども。
ワタシは至って真面目である。

ゾンビはいつでもワタシたちのそばにある。
そして、それはいつでもワタシたちが持ってる財産を狙ってる。

その財産とはなんなのかといえば、若さである。

若さに執着するゾンビ化した大人の不気味さをワタシが味わったのは浪人時代のことだった。

 高校が大嫌いだったワタシはとにかく自分の出身校の生徒が少ない予備校を選んだ。
親しい友達がいない予備校生活は孤独でつまらないものだったのだけれど、そんなある日物腰の柔らかい優しい男の子が声をかけてくれた。

眼鏡の奥の瞳が優しげで知的なお兄さん。
年齢は不明
国立医学部を目指す彼の話や言葉に18歳のワタシは目を輝かせたものだった。

彼はたくさんワタシに話しかけてくれて、
アホなワタシは優しい人にはとことん懐いてしまう性分を遺憾なく発揮し彼に淡い想いまで抱くというバカの極みに至っていた。

しかし、彼とLINEのidを交換してから事態はおかしくなってくる。

毎日ありえない量のメッセージが送られてきて、鳴り止まない通知。
とてもじゃないけど勉強の邪魔だから、と彼に話そうと思った矢先、
ワタシは彼の年齢を知ることになる。

彼は28歳。

当時のワタシの10も上で、その年の差はワタシを威圧するに十分なものだった。

部活や学校生活で叩き込まれた年功序列の感覚がワタシを支配して彼のLINEを無視できないし、なんとなく逆らえない。
頻繁にある遊びの誘いを断る言い訳も使い尽くしてワタシは疲れ果てていた。

 彼はずっと予備校にいて、毎年ワタシのように一人でいる女の子に声をかけてまとわりついていたらしい。

私の一つ前の年、ワタシの予備校にいた浪人生の女の子が当時の彼のカノジョだった。

 彼は本気で医学部を目指していたわけでもなさそうであまり勉強に勤しんでいるようには見えない。

目が覚めて冷静になったワタシがなんとか彼から離れようと画策していた時、ワタシは2人目のゾンビに出会うことになる。

同じ大学を目指していたお兄さん(彼はゾンビではない)の友人に、温かい雰囲気の優しい男の人がいた。
 一度大学を出ていた彼は医師になりたくて仕事を辞めて浪人生になったらしい。

 彼は英語が得意で、当時英語に悩んでいたワタシは彼から英語を習い始めた。

 成績はどんどん上がっていき、手が出なかった志望校の赤本もなんとか解けるようになっていったことを喜ぶワタシを嬉しそうに見るその人の目は優しくて心地よかった。

お兄さんとその人と三人で話して過ごす時間が幸せだった。

その人の年齢を知ったのはワタシがその人を完全に信頼しきったあとのこと。

彼の年齢は35歳

ゾンビと化した28歳に困るワタシを助けてくれた彼はワタシにとって救世主だったし、
彼の話は面白いし、ワタシは彼の年齢を気にすることなんてなかった。


だけど、大学受験が終わったあと。
そんな世界は崩れはじめる。


 進学する大学が決まって、引越しの準備をはじめるワタシに1通のLINEが届いた。

彼が、ワタシの友人を経由してワタシのLINEを知ったらしい。
友達の挨拶と、なんてない短い会話をしてその日は終わったけれど。

次の日から鳴り止まないLINEの通知。

その全てが遊びに誘うLINE。
断れば、
恩知らず、とかそんなに忙しいわけない、なんて威圧に走る彼と一人目のゾンビが重なっていく。

彼のLINE攻撃は大学生活が始まっても続いた。

履修のことに口を出してみたり、
英語の勉強をしろ、と干渉してみたり、
彼の1日を朝食から写真付きでリポートしてみたり、

とにかく絶え間ないLINEを返信しなければさらなるLINEが来るから、ワタシは困り果てていた。

彼は医学部には受からなかったから宅浪を選んでいて、
ワタシは大学一年生。
サークルや新しい友達、何もかもが真新しい環境に目をくるくるさせるワタシにとって彼も浪人時代も全て過去のものだった。

彼のLINEは煩わしくめんどくさいものへと変わっていき、彼への苛立ちは一年生の夏休みに頂点に達した。


熊本への帰省を彼に知らせてしまったワタシはまたしても彼の遊びに誘う攻撃に見舞われることになる。

だけど、彼と話すことなんてもうワタシにはなかった。
18歳のワタシはどこにもいなくて、
そこにいるのは大学生になった19のワタシ。

宅浪して、何一つ前に進んでいない彼と何もかも変わったワタシではもう何も共有できるものなどなかった。

だからこそ、性格の悪いワタシは彼に反旗を翻す。

 どうしても、と共通の友人にたのまれて彼と会わなければならなくなったその日。

ワタシは現在自分がいかに幸せで楽しいキャンパスライフを送っているかを彼に語りまくった。

「君が心配なんだ、」

という免罪符でワタシに干渉し、支配しようとする彼にワタシは満面の笑みで

「ワタシ今すごく幸せなんです。
だからもう心配なんてしないでください。
受験勉強がんばって☆」

と空気を読めない攻撃を繰り広げるワタシに、彼の機嫌はどんどん悪くなった。

ワタシには彼が期待していることくらい分かっていた。

大学が辛い。
もういや、
浪人時代に帰りたい。


そんな言葉を彼が期待していることくらい分かっていたのだ。


彼はなんとかワタシの口から大学の悪口とか弱音の類の言葉を引き出そうと試みたがワタシは絶対にそれを口にすることはしなかった。

この日でワタシは彼との縁を切りたかったのだ。


そして、ワタシの狙い通りその日彼はワタシに訳のわからない激情のLINEを送りつけてきた。
ワタシはガッツポーズをきめて、これ幸いとばかりに既読無視。


彼との縁を断ち切ることに成功した訳だ。


彼のことをワタシは本気で尊敬していた。
そして、彼と過ごした浪人時代は今でも私の人生の中で最も幸福だった瞬間である。

しかし、そんな彼との終わりはかくもあっけなく汚いものだった。


一人目のゾンビも二人目のゾンビも、はじめは優しいお兄さんだったんだ。
尊敬できる知的なお兄さん。

子供っぽいワタシを許してくれて、かわいいって言って頭を撫でてくれる優しい人たち。

ワタシの心の警戒をいとも簡単にといてしまう。

だけれども、少しでもワタシが同い歳の友達に傾けば、離れていけば物凄い勢いで彼らは動き始める。

2人目のゾンビはワタシだけでなくてワタシと同年代の友人たちとも次々に関わりを持ち、完全な仲間になりきることを望んでいた。

1人目のゾンビはワタシが離れた後で私の友人に執着の矛先を変えた。


 大人になりきれない彼らは、もう自分にない若さを求めて、予備校という小さな世界の中で不気味に漂いながら虎視眈々と世間知らずの18歳を狙っていた。

 彼らはワタシのような18や19そこらの世間知らずの若者と一緒にいることで本来自分が身を置くべき社会や、労働からの一時的な目くらましがしたかったのだと思う。
本当の自分のことを忘れてワタシといることで18歳になりきって仲間という言葉で、18歳と同化して自分も18歳になりたかったのだ。

 そんなことばかり繰り返しているのだろう。

そして、しばし18歳になりきったあとで夢が覚めたように押し寄せる現実は失業中の中年男性の自分の姿だ。

それを忘れたくて過去にすがっても、若者とは残酷な生き物で、つぎつぎと新しいものを見つけて去ってしまう。

 現にワタシはあまり綺麗とは言えない方法で2人のゾンビを断ち切った。

ワタシに必死に弱音を吐かせて、ワタシの中に自分の居場所を作ろうとした彼の顔が忘れられない。

それはワタシの若さにしがみつく恐ろしい妖怪の姿だった。

そこにはかつて尊敬できた教養深い彼の姿も、英語を教えてくれて一緒に笑いあった穏やかな笑顔も見つけることはできなかった。


夢みたいな理想を語り医師になったあとのことを話し、医学部に入ったあとの大学生活について語る彼の受験勉強が進んでいないことは明らかだったし、来年も、その次の年も彼が合格できないことは目に見えていた。


 ワタシは酷く冷めた目でそんな彼を見ていた。



最近、パパ活という言葉を耳にすることが多くなった。
おじさんとご飯を食べるだけで高価なプレゼントがもらえるらしいそのパパ活なるもの。

おじさんたちがプレゼントの見返りに何を求めているのかがなんとなく分かる気がする。

かつてであった2人のゾンビが優しい言葉やちょっとした教養というワタシが見慣れなかったものでワタシを引き寄せて手に入れたかったものはなんだったのか。

おじさんたちは若い女の子たちをアクセサリーのようにそばに置いて連れて歩きたいだけではない。

彼らが無意識に、そして本当に欲しいのは女の子と過ごす時に一瞬だけでも青年に戻れるその瞬間。

 若さの幻影に他ならない。


ワタシたちは若さという財産をもっている。
だけど、もう少しで失っていく財産だ。

この財産を失う前に擦り切れるまでワタシは使い切りたい。

ワタシはゾンビにはなりたくないから。

ワタシはこの財産を使い切る前に失いたくはないから。

だから、ワタシは旅に出るし、無茶もするし、忙しくする。

クーラーの効いた部屋でネットをする夏は若さを失ったあとでいい。

この財産があるうちに、もっともっと遠くへ。

この若さはワタシのものだ。
若さは自分のためだけに使うものだ。

だから、搾り取られたり横取りされないように、しっかりその財産を守り抜け!




サフィちゃんと3人のババア+幼女




您好!
こんにちは、ワタシです。
サフィです。
最近サフィという名前にも飽きたから新しい名前募集中です。

さてさて、今回は台湾に行ったことを書こうと思う。

ことの発端は、今年の3月ワタシが台湾に行ったことから始まる。

その台湾旅行が楽しくて楽しくてどうすればよく分からなくなったワタシはおばあちゃんから、母ちゃんにおばさん、に果てはいとこのゆなちゃん(8歳)にまで、その旅の楽しさと台湾の素晴らしさを語り尽くしたさ。

で、ひとしきり語り尽くして満足して、またいつもの生活に戻ったワタシは6月ごろダラダラと怠惰な生活を送っていたのだけれど、ある日いきなり母ちゃんから電話がかかってきた。

「夏台湾いくことになったから。テストの日程でたらおしえなさい。」

おばあちゃん、おばさん、母ちゃんの三人のババアたちはワタシの知らん間にワタシの台湾トークに、台湾に行きたい熱を高めており、三人で結託して旅行を決めたらしい。

 ちなみに、ゆなちゃん(8歳)もパスポートをとったらしい。

 そんなこんなで、なんとかワタシのテストが被らないように日程調整をして台湾行きは決まった。

なんてない顔で旅行代を払う母ちゃんたちにワタシは大人の経済力をまざまざと見せつけられたさ。

前回行ったときは安いツアー探しに始まり、お金を貯めてビンボー旅行。お土産も厳選して買ったし、レストランに入ることなんてなかったのだ。

しょれなのに!
三ツ星ホテル、高級レストラン、と学生のワタシからみると目ん玉が飛び出そうなものを次々とツアーにぶっこむ母ちゃんたちにワタシは震え上がったさ。

  そんなわけでタダで(母ちゃんの金)で台湾行きが決まったワタシは28日から渡航なのに、なんの準備もせずに、25、26と徹夜を決め込んでテストを乗り切り、27の夜30分で荷造りを終えて空港に乗り込んださ。

メガネやら充電器やら大切なものを片っ端から入れ忘れたワタシの荷造りが後から母ちゃんにキレまくられたのはゆーまでもない。

海外旅行といえばやはり、機内食でしょう。
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とくに、毎回台湾に行くときに使うチャイナエアライン機内食はとっても美味しい。
その美味しさにおばあちゃんは感動していた。
余談だけど、この写真に写っているマンゴーケーキの美味しさに母ちゃんとおばあちゃんはいたく感動していたが、原産地を見たら「宮崎」と書いてあったのには笑った。
台湾じゃないんかい!

で、台湾についたら高速に乗ってホテルへ。

行く前に台北駅でお昼ご飯。
前回食べられなかった牡蠣料理とラーメンと豆腐の氷菓を貪り食いました。

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きて早々なりふり構わず食べまくるワタシに皆引いていたけどそんなこと知ったことではないのである。
ちなみに全部合わせて、200台湾ドル。安い!
(今のレートだと大体3倍するといい。)

で、こっからが本番。
ガイドさんが迎えに来て九份にレッツゴー。


前回は行けなかった九份の商店街で、変なお茶を買って飲みました。美味しかった。

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で、その後は九份の料亭でご飯食べました。f:id:tokyosb:20160810153233j:image
景色が綺麗でした。写真は母ちゃんと一緒です。似てるって言わないでください。泣きます。
九份千と千尋の神隠しのモデルになったとも言われる街で異国情緒溢れる景色が楽しめます。
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写真は夜の九份の道の様子と
湯婆婆の茶館と呼ばれてるお茶屋さん。
前回行ったときはここのテラスでお茶飲みました。中国式のお茶会、茶の湯が楽しめます。

で、その後は夜市へ。
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台湾では極端に共働き家庭がとても多いです。
そんな共働き家庭を支えるのが夜市の安い外食。仕事帰りの台湾人のみなさんが夜市で楽しく食事しています。

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その日行った松山夜市の胡椒餅は本当にオススメ。とっても美味しいので松山夜市に行ったら毎回食ってます。

そんなわけで1日目はおしまい。
次の日は台湾のお寺や、故宮博物館やら台北101へ。
文章書くのめんどくさいので写真多めで振り返りましょう。

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まず最初に行ったのがこの中正記念堂。
今の台湾を作り上げた蒋介石を祀ってあります。蒋介石は、死ぬその日まで中国本土に戻り返り咲くことを夢見たそうで、この大きな銅像は中国大陸のある西を見つめるようにして立っているそうな。だから、この銅像は二人の衛兵さんに守られています。写真はあまりにも衛兵さんがかっこよかったから写真撮ったワタシとゆなちゃん(8歳)です。
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化粧は下手くそです。今練習中です。責めんでやってくれ。

で、次に行ったのが台北101
とくに面白いこともなかったので割愛。

で、みんな大好き故宮博物院へ。
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下は前回に行ったときの写真だけど、建物はこんな感じ。
故宮博物院は69,000点以上の中国の宝物を保管していて少しずつ入れ替えながら展示しているらしく、全部見終わるのには10年かかるという世界四大博物院の一つと言われています。

故宮博物院といえば、肉の石と水晶の白菜と言われていますが、なんとこの日は肉の石と白菜は出張中ということで、見れず!

しかも、白菜は前回行ったときも見れていないから今回は悔しかった。

でも、他にもたくさん見るものがあって、ガイドのお兄さんの説明も面白くて楽しかったですよ。
故宮博物院はツアーで参加すると少ししか見れないので今度行くときは一人でタクシーでいこうと思いました。
その方が多分ゆっくり観れる。

で、その夜も夜市へ。

今度は前日と違う士林夜市という台湾最大の夜市へ。
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ちなみに、ワタシの着ている黄色の上着は100台湾ドル。日本円でおよそ330円。
激安ショッピング楽しかったです。

そんなわけで、この士林夜市でワタシは下着の購入にチャレンジ。

露天のばあさんが笑顔で台湾中国語で接客。言葉がわからずポカンとしてると、笑顔でいきなりばあさんに胸をわしずかみにされて、ビビりまくるワタシをよそにばあさんはサイズを当てて下着を勧めてくれました。

台湾の人たちは基本南国テンションで明るいです。

ピンクの下着を勧めてくるばあさんをなんとか言いくるめるというか、言葉通じないので押さえ込んで無事購入。

下着は、かなり安い割に結構品質が良いので女の子はオススメしますね。

ばあさんに胸掴まれるけど。
それもまあ悪くない…(錯乱


松山夜市は食べ物がとっても多いけど、士林夜市はお洋服がたくさん。

夜市は台北だけでも20以上あるらしくそれぞれが個性的で面白いです。
次回はまた違う夜市にも行ってみたいですね。

で、また次の日。

この日は、台湾のティーホアチエという干物市場からスタート。

ここはドライマンゴーやら中国茶を現地の人が仕入れに来る食べ物市場街で、眺めているだけでも楽しかったです。

西洋風の煉瓦造りの建物は日本の統治時代の名残か。

とっても素敵な風景だったのに、屋台のアイスクリームが美味しくて三本食ってたら写真撮り忘れたので割愛。

おばあちゃんとおばさんとお母さんはここで喜んで色々買ってました。

恐るべし、主婦力。

その後は玉市場。
台湾で土日だけ開かれる市場へ。
ここも写真禁止だったから写真撮れず。
画像は借り物です。
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薄暗くて怪しい空気の中に宝石が並ぶ光景は圧巻でした。

そして、次がゴフンという洋服の市場。
ここは台湾の洋服屋さんが買い付けに来る洋服問屋街で、いろんな服が安く手に入ります。

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こんな感じの通りが無数にあります。
全部服屋さん。
女子で台湾行く人はオススメ。

ちなみにここで誰よりもショッピングを楽しんだのはうちのおばあちゃんと、おばさまでした。

JDであるワタシに勝るショッピングっぷりに絶句しながらワタシは幼女の相手に勤しんださ。

で、最後はもう一回士林夜市

ここから地下に入ると…

日本人観光客の姿は消え去り、台湾人たちの世界へ。
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これが、台湾のフードコート。
きったないテーブルをイケイケなにいちゃんがきったない雑巾で拭いてくれたので座って注文。

の前に、隣で食べてた気の良いおばさんがエビフライをくれたので喜んでほおばりました。

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「好吃、好吃!」
(おいしい!おいしい!)とテンション高く喜んで食べてるワタシに気を良くしたおばさんも片言の日本語で「おいしいおいしい」と言ってくれたのが嬉しかったですね。


もちろんこの後、母親に「知らない人から食べ物もらったらダメでしょ!」という久方ぶりのお説教をされました。
あーあ。

この、フードコートこの台湾旅行最後にして最高にクレイジーでした。

焼きビーフン頼んだんだけど、
鍋の中にばあさんが手を突っ込んで皿にぶちこんでら出してくれる。

牡蠣料理はどう考えても生だったから次の日腹を壊す覚悟で食った。

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ちなみに、腹壊してないしピンピンしてるから多分次回も行くと思う。
とってもディープで楽しかったですよ。


そんなわけで今回の旅は終了。
早朝の飛行機に乗り込んで眠りながら帰りました。

チャイナエアラインの不手際で鹿児島に輸送されたりとか、そういうのはもう疲れたから割愛。
最後はやはりチャイナクオリティでした(笑)


いやー、台湾良いですね。やっぱり楽しい。
行っても行っても飽きない。もっと行きたいところが増える。

ワタシはいつも台北ばかりなので今度は華蓮とか高雄とか、南の都市にも行ってみたいし、台湾のベニスと呼ばれる淡水にも行きたいですね。
それから、提灯を飛ばす十份にも。
猫空でパンダを見て茶館で中国茶を楽しみたい。

 早くも新しいガイド本を買ってきてめくるワタシですが、安旅でもリッチな旅でと台湾は楽しい。面白い。

食べ物はおいしい。
トイレは綺麗。

みんな台湾行こう!楽しいから。

今回の旅行の忘れ物は中国語。
あの気のいい台湾の人たちとおしゃべりできたらどんなに楽しかっただろうと悔しくてしょうがないですね。

この春も台湾行く気満々なので、いまからワタシの周りの人はワタシの台湾行こう攻撃に覚悟してて下さい。

さて、次のワタシの台湾紀行の道ずれは誰かしら?


そんなわけで、明日からは中国の天津に3週間行ってきます。

蒋介石が焦がれた中国大陸とはどんなところなのか。
どんなことが待っているのか。

楽しみで楽しみでしょうがないです。


そういうわけで、新しい旅に行ってまいります。

サフィさんと隣の国のお友達


このLINEが繋がってる間だけワタシたち恋人で居られるわね。

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こんにちは、ワタシです。
サフィです。

最近書いたブログがありえない速度で伸びてて怖がってるワタシです。
このままあのブログを上に出しとくと同期が読みそうなので、上書きしてきます。
あんなの読まれたら恥ずかしくて、軽く死ねる

そんなわけで、今日は落研と全く関係ないお話で一つお付き合い願いますよ。

kpop狂だったワタシですが、最近TPOPすなわち、タイポップ。

タイのポップスにはまりました。

その中でも一番熱かったのが、この二人。f:id:tokyosb:20160715011618j:image

女の子が、クラテー
男の子が、Timethai

で、こんな曲。

要は、彼氏のいる女の子と彼女のいる男の子がお互いに惹かれあってスリル満点な浮気をする歌です。
曲の名前は、LINEで秘密の恋をしよう
LINEで繋がってる間だけ僕らはフリーにもなれるし浮気もできるねえ。
ナチュラルにクズなお話。
だけど、ダンスがかっこいいし、曲もノリがいい。

あと、最近熱いTPOPは、EVOnineってグループね。
なんか名前も似てるけど、曲も古き良きEXO、kpopの匂いがする。

タイポップなのに、英語で歌ってる謎の曲。
こちらもかっこいいから是非是非。



最近アイドルは東南アジアが熱いですね。
余裕ができたら次はヨーロッパのアイドル行きたいね。

ていうか、ワタシは日本のアイドルには一ミクロンも興味ないけど、他国のアイドルなら相当詳しい自信があるぞ。
アイドルは人間を元気にする力があるよ。
みんなもワールドワイドなアイドル道行ってみようね!


で、話は元に戻って。

冒頭に載せたのは、すみません。

ワタシの自撮りです。

さて、なんでこんなまがまがしいもの載せたかというと、今日の本題はこの自撮りから始まるんですよ。

ことの発端は2週間前。

(何にもしてないけど)関関立を終えたワタシは殺人的な暇さとやることのなさに震えていた。

んで、ふっと友人が少し前韓国の出会い系にどハマりしてときめきに溢れる素敵な日々を送っていることを思い出したわけ。

 で、大のkpopファンのワタシ。
韓国の男の子たちと仲良くなりてエーーーー、
の一心で出会い系サイトをするために韓国語の勉強を開始。

これはすこぶるはかどった。

ハングルに始まり、簡単な挨拶。


しかし、ワタシのやる気が持続するのはそこまでだった。

まず、そこまで韓国語は甘くなかったってわけですね。

これじゃ、いつまでたっても出会い系サイトが出来ねえ。

ということにようやく気がついたワタシ。

このまま韓国語を勉強すればいいものを、

「ワタシは今すぐ話し相手が欲しいんだよ!今すぐ!」

という至極滅茶苦茶な理論のもと、ワタシが目をつけたのが中国語でございました。

これなら授業でやってるし…とおもっていろいろ調べた結果、出てきたのがこちら。

ASIAQというアプリ。


これは、どんなものかというと、

日本語を勉強したい中国人と中国語を勉強したい日本人の交流の場所

と思ってもらえればオッケー。


なんのこともない。


中国人 出会い SNS

と検索して出てきたのがこのアプリ。

ただの出会い系だったら良かったものを、
これは結構ガチなお勉強アプリだったのだ。

ここから、ワタシのときめき出会い系計画が狂い始める。

そんなことも知らずに、ワタシは少しでも可愛く見えるように白眼を向く勢いで上使い。
二の腕をプルプルさせながら斜め45度で渾身のかわいい自撮り画像の作成に精を出したさ。

さてさて、そんなワタシのむなしい努力はさておき、
これで何をするかというと、

中国語で日記を書いて公開。
中国人が添削orコメント

それに対してワタシがすることは。

中国人が日本語で書いた日記を公開
添削orコメント

という簡単なお仕事。

ご覧の通りワタシのへっぽこ中国語にはこんなにたくさん添削がつきましたよ。

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んで、添削してるうちに仲良くなって。

wechatやらQQのアカウントを聞かれる。
わけですね。

(中国は情報統制の関係で、LINE、TwitterYouTubeGmailSkypeなどなど、主要なSNSが使えないようになっているので、この2つはLINEの代わりのものですね。)

ここからの中国人たちが、
ワタシの想像をはるかに超えていた。
まさに、beyoned borderしてたんだよ。

出会ってすぐのワタシに録音した自分の日本語を送りつけてきて、中国語でのコメントを求める桂林の会計士の女の子。

中国語で長々とアニメの萌え語りをする日本語学科の男子。

長いこと日本語の勉強をしていて日本語の本が読めないことを嘆くメッセージを一時間にわたって送りつけてきて、読んでる本の写真が岩波の古今和歌集だった上海の会社員。

ホームシックに悩める横浜への留学生くんには日本人は冷たいよお…と電話口で泣きつかれ、

今から福岡に留学に来るらしいハルビンの男の子には不安を吐露され、つまりつまりの日本語の電話は二時間に及んだ。

あと、ワタシが、
「你为什么开始学习日语?」
(あなたはどうして日本語を勉強し始めたの?)と聞いたところ、
「日本にお家をいくつか買いたいからよ。北海道と鎌倉に欲しいの。パパが買ってくれるって!」と言い放ったお嬢様は強烈だった…

ほかにも、日本語のCDは高いからこれ読んで!

と日本語の教科書を送ってきたり。

もうこの辺になると、ワタシもやけくそになって適当に読んで送った。

もしも彼女があれを忠実に再現すると九州訛りになるのではなかろうか、と不安でたまらない。

そんな彼女や彼らとの交流でわかったこと

  1. 日本語を勉強するらきっかけナンバーワンはアニメ
  2. 中国では嵐が人気。特に二宮くん
  3. 中国で人気のドラマはなぜか東京ラブストーリーあと半沢直樹。そして大穴、真田丸
  4. なぜかみんな、さよなら大好きな人と世界に一つだけの花、を電話口で歌ってくれる


なんか、東京ラブストーリーとか二曲は結構古い気がするけどなんでなのだろうか。
他にもスラムダンクの普及っぷりにはビックリでしたねえ。


中国で、日本よりすごいアニメを作りたい

とか、

日本のアニメの字幕を作りたいの、

とか。そんな夢を語られて、改めてアニメってすげーのなあ。

と、素直に感心したり。

で、こっちも調子に乗って込み入った質問を。

「なんでそんなにアニメが好きなのにみんなネットで見ているの?」

と、聞いてみたところ。

どうやら、中国のテレビは規制が激しくてほとんどの海外の作品が放送できないらしい。
だから、中国のアニメ好きの皆さんがアニメとか日本のドラマとか海外の作品を手に入れるためには、一般の人が中国語をつけて勝手にネットに流している動画しかないのだそう。

もちろん、みんなそれが著作権の問題上よくないのはわかっているのだけれど、それ以外に大好きな作品に触れる手段がない。

ということらしい。

おお…意外と難しいね。


かわいい自撮り写真を用意して、リアルの自分と全く違うキャラを作って、かわいい日本の女の子として生きていこうとしていたワタシですが、そんな余裕もなく、呆然とする日々なんですけど。


ただ、中国の人たちは本当に勉強熱心だし、上達も驚くほど早い。

それは失敗を恐れないところにあると思う。

下手な発音とか気にせずワタシに音声を送りつけてきたり、電話かけてきたり。
ワタシは一回発音を授業で指摘されただけで何も言えなくなってしまったのに。

そして、本当によく勉強する。

社会人で残業で9時に会社が終わっても家に帰って3時間以上勉強する。

だから、1年くらいですぐに流暢な日本語を話せるようになってしまう。

そして、変な日本語を知ってる。

「僕は25歳、社畜ですー」

と言われた時は思わずワタシは自分の顔面にスマホを落としたさ。

そんなわけで、斜め45度の自撮りから始まったワタシの出会い系サイトライフが、単なる国際交流と化してきてる反面、


「君って本当にかわいいね。」

とか。

「毎晩電話しようよ。君の声を聞いていたい。」

とか。

送りつけてくるイケメン日本語マスター。

はたまた。

「君って本当優しいね。もしも僕らの間に海がなければ走って会いに行きたいよ。」

いや。海以外にもいろいろあるやんけ、なんてツッコミ入れたくなるようなポエマーボーイ。

さらに、

「今度両親を連れて日本に行くよ。」

と、恐ろしいことを言いはじめる上海ボーイ。
(なんとか止めた。)


まさに、冒頭のラインで秘密の恋をしよう状態にもなってきてる。

そうそう、オンラインにいる限りはワタシたちはつながってられるもんね。

そんなわけで、わけの分からん方向に進みはじめてるワタシのオンラインライフ。


 仲良くなれば楽しくて、言葉の壁を越えたくて。中国語の勉強にも精が出る。
彼らの声が聞きたくて話したいから、嫌いな発音の練習も。

教科書の退屈な世界の向こうに音も色も温度もある世界があって楽しい人たちが沢山いる。


そう思うだけでワクワクしてもっと近づきたいと思ってしまう。

歯の浮くような中国語を翻訳しながら赤面したり、はたまた暗〜いことを呟こうとしてたけど中国語に直してるうちにめんどくさくなって病みツイート防いだり。

結構楽しいです。

ワタシはASIAQというアプリにwechatのIDを載せてしまったのでこんなおかしなことになってますけど、ASIAQというアプリは本当に真面目な勉強アプリだから、興味を持った人はASIAQだけでもやると楽しいと思います。

いまのワタシの夢はいまやりとりしてる友達にあいながら中国大陸を一周することです。
彼らの国の言葉で沢山おしゃべりできるようになることがワタシの夢なんです。

中国には日本のことを嫌いな人もいるし、
フィリピン領土問題とか、尖閣諸島とか、いろいろ大変なこともあるけれど、

爆買いとか、新聞記事の向こうにあるのは必死に日本語を勉強してこちらに歩み寄って手を伸ばす姿もあるんです。

離れたくないし、置いていかれたくもない。

私はこの少し難しい日本の隣人が大好きです。

そんなわけで、今回はまとまりのないお話だけどこの辺でさよなら三角。




思い出は終わってしまうんだ。



多分きっと、一瞬なのだ。

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こんにちは、ワタシです。
みんな大好きサフィです。

写真は夏公演前に締め太鼓を締めてる歯死(はーです)(立命落研二回生唯一のツッコミ。いつもマニアック風俗に連れていかれる危機に晒されている。人生崖っぷち。ヒモ志望。結婚願望溢れ出るチェリーボーイ)くんとワタシです。

かわいいでしょう、そうでしょう。

ちなみにワタシと歯死くんは力が弱いのでこの日の太鼓の音は最悪でした。まじですみません。(締め太鼓はきつく締めれば締めるほどいい音が出ると言われているよ!)


さてさて、我々落語研究会52期
つまり、落研の二回生は今回ついにタコパをしましたよ。

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ことの発端は、小鹿くん(落研にしては、あくまで落研にしては整った容姿でいつもかっこいいところ美味しいところを持ち去る憎むべきキューティーボーイ。料理が得意。
彼に関する面白いところは本人の強い希望でカットされました。マジでつまらん。)の家で、歯死くんとしゅららさんと溜まっていた時のこと。

ワタシが何気なく、
「いつもみんなの家ばかりで申し訳なかねえ。今度はうちにも来なっせ」
と言ったところ、
小鹿くんが、
「紋浪はいつもそればっかりで、具体的なことを言わない」

と、喧嘩を売ってきたので、

「じゃあ、やるか。まじで、」

という話になり、とんとん拍子に進んで。
取り敢えずその場にいた歯死くんと小鹿くんが来ることになった。



ところまでは、よかった。

しかし、兼ねてから同期会をしたかったワタシはまだあと四人の同期をこの機会にこの企画に引きずり込みたかったのである。

しかし、豆腐メンタルだから、断られるのが怖いので、誘いあぐねていた。

そのワタシの葛藤たるや、例えるのならば

同じクラスのAくんに気持ちを伝えるか、それとも思いを伝えずに今のままの関係でいるか思い悩む思春期の少女のような感じ。

※今のままの関係
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 んで、取り敢えず来週の土曜、と決まった火曜日から、
悩んで悩んでうだうだして、やっと予定の日の週の水曜日に多妻来(立命落研ラブライバー。二次元の嫁がたくさんいる。身長推定178cm。筋肉質の完璧なプロポーション合気道部と兼部中。落語うまい、容量よし、センスよし。20年間彼女なし。)くんと
王茶偉くん(前回の記事参照)

をとっ捕まえて、超緊張して誘ったところ、


なんか、すんなり来てくれることになった。

んで、あとは我闘(選挙とガンダム吉朝を舐め回すのがライフワークの健全な男子大学生。
女子への夢を捨てきれない純情男子。
ああ、男って本当バカばっかり!)と
幡汰(こいつのことを書こうとすると放送禁止用語が10個くらい出てくる。ゲーム、アニメ、漫画、守備範囲の広いセクハラボーイ。
手つきがエロい、いやらしい。ああ、こんなことしか書くことがない。どうしよう。)

この二人だけ!

と、思ってたらその二人はすでに小鹿くんが抑えていたので、

めでたく全員参加が決定。


いや、何人か断るだろう、と覚悟していたワタシはビビりまくって空前絶後の大掃除を開始した。

beforeの写真を載せようと思ったけど、そこらじゅうに下着が散らばってるし、人としてのいろいろを疑われそうな光景だったので割愛。

カーペットを買い換えて、ベッドマットを買い換えて、ニトリと家の往復を幾度と繰り返し、ゴミ箱から人の居住空間へとワタシの部屋は姿を変えていったのであった。

んで、大掃除は約束の日の土曜日の朝5時まで続いた。

ま、そんなこんなで。

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なんだかんだでみんなやってきてたこ焼きの準備を始めたけれど、

いつも落研の調理ママ役の小鹿くんが全く働く気配を見せない。

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ふんぞりかえって、

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こんなことして遊んでばかり。

んで、最初は説得を試みたけど、断固として働かないので、しょうがなく調理に慣れてない多妻来くんと王茶偉くんとが調理開始するも…

台所は粉まみれに。

徹夜で拭き上げた床の無残な姿にフラリとなるワタシを他所にたこ焼きパーティーは始まった。

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王茶偉くんが何度言ってもいじいじするのを止められず、ずーっと固まってないたこ焼きを突っついてたり、
我闘くんが意外と下手くそで、多妻来くんがなぜか上手だったり。

遅れてきた幡汰くんもやってきて、


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大はしゃぎ。

隣の人がなんか壁ドンしてきた気もするけど、
いつも深夜にギターをかき鳴らし歌いピアノを弾き、彼女と体でdiscussionしている隣のやつに何を言われようと知ったことがないのである。(積年の恨み)

でも、そんなたこ焼きもみんなの脳みそがアルコールに汚染されていくとなんか危なっかしくて強制終了。


寝転がって暴れ始めたので諦めてお布団を敷くことに。

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余談なんだけど、この日王茶偉くんだけは、次の日早朝からバイトだということで原チャリで帰らないといけなくてお酒を飲んでいなかった。

ゆえに、狂った空間と化したワタシの部屋の中で彼は唯一素面だったということである。

マジでかわいそうである。

王茶偉くんを送り届けて家に帰ってみれば幡汰くんは人のTwitterで訳の分からんことをツイートしてるし、みんな笑ってるし、明らかに自分よりやばいヤツらを前にワタシの酔いは一瞬で冷め果てたさ。

「楽しいねー、楽しいねー、」

と夢見心地の小鹿くんに、そうだねえ、と頷いて。
ワタシも笑った。

本当にみんなよく笑った。

そんな小鹿くんは我闘くんと幡汰くんにベッドから布団に引きずり込まれていきました。

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この日幡汰くんと我闘くんは次々と部員を布団に引きずり込んでました。
二人とも力が強いので捕まった方はおとなしく捕食されるのみですね。

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からだがからまっていてどうなってるかもはやよくわからないのですけど、

そんな大騒ぎも、いきなり我闘くんが眠りに落ちたことで幕を閉じて、一気に静かな夜に。

寝る場所を失ったワタシはぼんやりとしてたんだけれど、一時間くらいで我闘くんが起きて、ぼんやり暇そうにしてるし、他のみんなは寝てるから深夜徘徊に出かけました。

兼ねてから行ってみたかった堀川の川沿い遊歩道。
歩くのは初めてだったけど、歩いてみればこれがあまりにも手が込んでて金がかかってそうだったから、

「これは税金かかってるわあ」

と、情緒もへったくれもないことを呟く我闘くんが面白くて笑って。

これは、多妻来が喜びそうだから連れに行こう、

と一度家に戻るも、絶賛おねんねちゅうの多妻来くんに、

「今から川を歩きに行こう!」

とわけくちゃわからん誘いをしても、当然のように断られて、また2人でテクテク歩いて結局2時間も歩いたんですよ。

千と千尋の最初のトンネルみたいなのがたくさんあったから、

「これは、ワタシたち、これ潜り終わったら変な街にいるかもね。」
と、ワタシがはしゃぐと、
「そしたら、俺さっさと豚になるから後のことよろしく」
「いや、ならワタシが豚になるからあんた働いてよ」

と、
どっちが豚になるか喧嘩しながら歩いたものでしたね。



いやー、あのね。
堀川の遊歩道はいいですよ。
あれはいい。
川沿いだから気持ちがいいし、涼しいし、綺麗だし。

遠い目をして

「いつか彼女と…」

と呟く我闘くんの気持ちもわかる。

みんな是非是非行ってみてね。

そんな訳でお家に帰ってくると、完全にみんな寝てるから。

しょうがないから二度寝

でもろくすっぽねれずに、6時半。
ふと見ると、殺人事件のようなワタシの部屋の光景に絶句しながら、

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なんとなく笑いましたよ。
楽しかったなあ…と1人でボンヤリ淡麗の缶を開けて飲み干して、ボンヤリしてました。

幡汰くんのスマホのアラームが鳴り響いて、
朝が来て、みんなが起きて、昨日の軽口を叩きながら、
なぜか小鹿くんはラジオ体操して、
各々帰路へ。気だるくて爽やかな朝でございました。

ちなみに、我闘くんはワタシと深夜徘徊をしたことをすっぽり忘れていました。

あれは、ワタシの夢だったのか。
それとも…?


そんな謎も残して。

立命落研の二回生たちはそれぞれの日曜日に消えていったわけですけれども。

他の人はどうか知らないけど、ワタシにとっては大学に入って一番楽しい一日でした。

立命館には毎年7000人が入学するけれど、
そんな中から落研に集まったワタシたち7人は1000人に1人の変わり者の集団ですね。

ワタシはこの7人でいる時間が本当に大好きですよ。
ぶつかることもあるし、いらっとすることもあるけれど、それでもたった一回の笑顔だけで吹き飛んでしまう。


 落語に対するモチベーションも、
どうしたいのか、とか。なにがしたいか、とか。

そんなのバラバラでいいとワタシは思うんです。

個人が7人集まってるんだから、みんな同じとは言えないし、無理をしたら壊れてしまうし。


ただ、合唱とちがって落語は高座に上がれば一人ぼっちだから。

誰も助けてくれなくて寂しいから、せめて高座以外の場所では一緒にいたいね。
助け合っていたいよね。
何より笑って楽しくいたいよね。

きっと、落研から出たらみんな全く別々の悩みとか、世界とか、友達とか、いろいろあって。

長い人生の中で一緒に居られる時間なんて本当に一瞬にすぎなくて、この一瞬を通り過ぎたらみんなそれぞれの人生がある。


そんなことは分かりきっているけれど、
来年の11月。
衣笠キャンパスの存心館のラウンジでバレ太鼓の最後の一打の音が鳴り終わるまでは、
同じ時間を、生きて、笑って、一緒にいたいと思うんです。