別名サフィの独り言

気ままに生きてる宇宙人の映画とか読書とか勉強とか。

kpopとjpop




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 こんにちは、ワタシです。
サフィです。

kpopファンの嫌なところ、それは
すーぐ、「jpopとか、まじでレベル低いし。kpopの方がダンスも歌も上手いしー。日本恥ずかしいわ」と日本を下げるところ。
jpopファンの嫌なところ。
「どうせ整形でしょ、」の一言で片付けること。

さぁ、てなわけで、今日はkpopとjpopのお話。
上の文章みて、あるある、と思ったアナタ!
ぜひぜひ、お付き合いください。


なんでいきなりkpopというとですね、
ワタシ今日こんな本買っちゃって。
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そう、ワタシkpopの大ファンなんです。
それでとうとう韓国語まで始めてしまうところまで来てしまったので、
ちょっとこれはそろそろ書かないとと思ってるテーマが今回取り扱うkpopというわけでございます。

では、張り切ってまいりましょう。


 アイドル、という言葉の意味。

軽く使われますが、辞書を引くと偶像という重苦しい二文字が登場。

じゃ、偶像とはなにかというと、信仰の対象、崇拝の対象という意味があるらしい。

kpopアイドル、jpopアイドル。
二つともアイドルといいますが、ワタシはこの二つをまったくの別物と捉えてほしい、とkpopとjpopを安直に比べてしまう人たちに言いたい。

 まず、パフォーマンス。
こちら、ワタシがkpopで一番好きなパフォーマンスの一つの4minitueのcrazy。

そしてこちらが、AKBの恋するフオーチュンクッキー

どちらも、両国の中でも人気のあるアイドルのパフォーマンスですが、まったく違う。

 この差はどうして生まれるのかというと、
kpopアイドル達が必ずと言っていいほど過ごす練習生時代でございます。
 
これは、芸能事務所のオーディションに受かった後に、事務所によって本人達が徹底的に管理された上で、歌やダンスのレッスン、レタスの一枚に至るまでの食事制限、さらには日本や中国進出のための語学レッスンまでをこなし、完璧にアイドルに作り変えられていく期間です。
寝る時間は3,4時間程度、ダイエットのためにいつも腹ペコ。

そんな厳しい日々を数年過ごして、完璧に作り上げられたところでデビューという形をとるのがkpop。

だからこそ彼女達のパフォーマンスはレベルがめちゃくちゃ高いし、歌も上手い。

しかも、それだけきつい練習生期間を過ごしても、デビューできるのは本当に一握りという残酷な現実も。

kpopアイドルたちはまさに偶像であることを求められていて、完璧でなければそれは減点対象となるわけですだからこそ歌が上手くてダンスも素晴らしくて、完璧であるために足の筋肉を抜いてでも美脚になろうとするし、平気で整形だってやっちゃう。
すべてはアイドルであるために必要なことなのです。

対するjpopは
アイドルにそんな完璧さはハナから求めていないわけでございます。
 これはあまり自信を持って書けないけれども、日本のアイドルにはレベルの高い歌もダンスも必要ない、彼女たちは未完成であることこそが売り物なのだ。

AKBを見てて思うのは日本のファンは共感、またともに歩むのが本当に好き。

たった一人の女の子の夢を叶えるために何万人もの人が何十枚何百枚とひとりでCDを買ったりする。
そこにあるのは、アイドルの夢に寄り添うことであって、決して憧れじゃない。
 憧れてるから追いかけるんじゃなくて、応援。
CDは素敵だから買うんじゃなくて、
応援するために買うものっていうのがあるよね。
 だからこそ、完璧じゃダメなのかもしれない。
その証拠と言ってはなんだけど、
kpopに近い練習生システムを取り入れて育成した、フェアリーズとか、
完璧なスタイルを持ったオスカーのモデルアイドルとかはあんまり売れなかった。

つまり、kpopアイドルのパフォーマンスが完璧なのは需要に応えるため。
日本のアイドルは完璧よりも成長する過程でファンとともに歩むことが求められている。

求められるものが違うわけだから、自ずと出来上がるものは違う。

二つともアイドルとは言われるけれども、まったく違う二者がここにあるわけです。

 だからこそこの二者を比べて、どーこー言うのはまったくのお門違いだし、やめてほしいと一ファンとして思うわけです。

 ただ、個人的に今年の歌番組は本当に面白くなかった。

2012年のkpopブーム以来、jpopは本当に悪い意味でkpopの影響を受けたなぁ、と思うことが増えました。

 特に顕著なのはEXILE

 2008年に二つの唇で彼らがレコード大賞を取った時、ワタシはソファから飛び上がって喜んだのをはっきり覚えてます。

ワタシは 2010までのEXILEが好きでした。
yes,exit,summer time love,ti amo,lovers again,道,ここら辺は本当に大好きだったんです。

2011年にrising sunがでて、震災曲で派手なパフォーマンスかな?と思ったら。

その後に2013年にこんな世界を愛するため、でレコード大賞をとった。

そのとき、ワタシ本当につまらん、としか思わなかったんですよ。
EXILEはパフォーマンスを選んだんだろうな、って。

歌が好き、からEXILEに入っていったワタシにとっては興ざめな事実だった。
似たような曲を大勢のパフォーマンスに乗せて、だんだんどうでもよくなってきていつの間にか追いかけるのをやめたけど、

EXILEみたいに今の日本の歌手は「踊らなきゃ」という強迫観念があるのかしら?って思うくらいよく踊る。
それがバラードであろうと不自然なダンスをつける。
 バラードは踊りにくいから電子音源をふんだんに使ったダンスミュージックに、適当な英語と小気味のいいカタカナ語を混ぜ込んだ中身のない歌に乗せて踊る。

その代表例がe-girlsのdance dance danceであり、venusだと思う。

街じゅうこんな曲で溢れてて頭がおかしそうになることがある。

 2011より前の芸能界は贔屓目なしでも面白かったと思う。

EXILEは歌とパフォーマンスのバランスが絶妙で素直にカッコよかったし、
倖田來未やら、ベニーkとか女性歌手は元気で、アンジェラアキ、いきものがかり、なんかの女性シンガーソングライターもどんどん曲出してて、
デフテックSEAMOとかのラッパーたちも活躍して、全部のジャンルが元気だった。


きゃりーぱみゅぱみゅが出てきてPerfumeが流行って、

どんどんステージは派手になっていった2012年以降。

kpopはとてもステージ、パフォーマンスを重要視するけど、この傾向がjpopにものすごい勢いで流れ込んでる気がするしかもkpopがもってる大事なところを置き去りにして。

パフォーマンスはダンスかもしれないし、光やら衣装やらの舞台装置かもしれないけど、
いつの間にかパフォーマンスのための音楽になってCDで聞くと、
つまりパフォーマンスなしで聞くと何も中身のない曲が量産されるようになった。

昭和の歌謡曲ランキングを親世代はすごく喜んで見ているけど、

広瀬香美ロマンスの神様やらゲレンデが溶ける、は今聞いてもすごく楽しいし面白い歌詞で、ドリカムの歌は色あせない。
ユーミンの歌には物語があるし、サザンやTUBEがいないと夏は始まってくれない。

そんな歌がいまのワタシたちにあるのだろうか。

たとえば20年、30年たって、ワタシたちはegirlsのdance dance danceを思い出すのだろうか。
jsoulbrothersを思い出すのだろうか。

多分、そんなことないと思う。

そしたら、ワタシたちに何が残るのだろうか。
お茶の間で、誰もが懐かしさを共有できる音楽が今の日本にはあるのだろうか、とすごく寂しい気持ちになる。

踊らなくていい、歌詞に英語がなくてもいい、パフォーマンスをしなくてもいい。

ただただ誰もが共有できる気持ちを歌う歌手が絶対必要だと思う。