別名サフィの独り言

気ままに生きてる宇宙人の映画とか読書とか勉強とか。

乙女心を質入れ。

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magandang  tanghali!!!!
(こんにちは!!)

サフィですー。

さてさて、サフィがフィリピンに来て一週間が経った。

 正しく言えば、フィリピンのセブ島に来て一週間が、経ったのである。

  ここにワタシが何をしに来たのかというと、英語の勉強をしに来たのである。

 フィリピンへの英語留学については帰国してから詳しくしっかり書くし、質問があったり興味がある人はワタシに聞いてくれればいつでも答えるから今日は置いといて。

今回はね、この一週間ワタシが溜め込んだものを吐き出すための日記よ。

紳士、淑女の皆様準備はいいかしら?
いくわよ!!

ありったけの不安と、なけなしのやる気を詰め込んでサ風呂うとワタシは関西空港を後にした。

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飛行機は小さくて、ワタシは廊下側の席だったんだけど、隣の席はなんとまぁ、
結構なイケメンだったのだ。

フィリピンまでかかる時間は四時間半。

ワタシはこんな長いフライト初めてだからかなり緊張してたんだけど、ワタシの不安はここで全て吹っ飛んだと言える。

「身長、推定182センチ。
染めたわけでなさそうな色素の薄さからくる茶髪。脱がせればすごそうな細マッチョ。
 ぱっちりした大きな目。すっと通った鼻筋。
よい!よい!すばらしいわよ!!!!!」

となりのイケメンくんの知らん所で、勝手に鑑定を推し進めてニマニマしてワタシはこれからのフライトが楽しみでしょうがなかったわけなんだけど。

そのイケメン良いのは、顔と体だけじゃなくて、声まで超絶よかった。
甘くかすれた切羽詰まった声で、ワタシに向かっていうの。

「すいません、トイレいきたいんですけど。」

このイケメン、フライトが始まってわずか15分でトイレ

しかし、まぁ。行くの忘れたのかしら?
とか思って廊下側の席のワタシは快くシートベルトを外してイケメンに道を譲った。
そして、またそのトイレから30分後にまたトイレ
そして1時間後にまたトイレ
そして、1時間たってまたトイレ

二時間も経てばワタシと彼の間には言葉のいらない関係が出来上がっていた。

イケメンがワタシに何か言おうとすると、ワタシはシートベルトを外す。
ワタシたちの間に言葉なんていらない。
何も言わなくても分かり合えていた。

そんなくだらないことを思いながらこのイケメンは四時間半のフライトで7回もトイレに行きやがった。

しかも、スッチーの持ってくるジュースはがぶがぶお代わりしながら、自前のコカコーラをドパドパ流し込みながら。

で、このイケメンが6回目にトイレに行くときにワタシに言い放った言葉が秀逸。

「あのー、もうシートベルトしなくていいですよ。めんどくさいじゃないですか。」

ワタシは静かに目を閉じて寝たふりに入った。
もう知らん、お前のことなぞ、知らぬ。存ぜぬ。私達はここまでだ。

などとわけのわからないことを思いながら、
兼ねてから聞いてみたかった文七元結を聞きながらイケメンの声をシャットダウン。

ああ、文七元結はとってもいい噺です。
今度文七元結については熱を込めて書こうと思うので落研以外の人は楽しみにしててね!

そんなこんなで空港について。

 日本のパスポートだして、ほぼ顔パスで税関を突破して、留学先のお迎えの車に乗った。

それが、コレよ。
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そう、この車。
後ろ側に扉ない。
あと、窓もない。

手を出したら怖いから出さないでください、とか恐ろしいことを言われながら無秩序な発展途上国の道路を走り回るジープに揺られ、排気ガスと人の匂いと露店から漂うわけのわからん料理の香りにむせ返りながら、
ワタシは夜のフィリピンに唖然としながら寮に向かう。

 近道だからガソリンスタンドを通り抜けたり、セブログ語でわけの分からんことをわめきまくる運転手に唖然としながらワタシが思うことはただ一つ。

生きて日本に帰りてえや。

それだけでございました。

そんなわけで、寮について。
部屋にご案内。

そして、腹ペコのワタシを待っていたのが最大のこの留学最大の難局であろう。

お食事。

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こんなの。
三食こんなの。
エブリデイこんなのよ。

ソーメンを湯がいたあとのお湯の味のするスープにトウモロコシが何粒か浮かんでるスープと、
マカロニのような小麦粉の塊がマヨネーズと合わさっていたり、
わけの分からん草のような野菜が、わけのわからん匂いのする香辛料とまみえていたり、

お肉はもうパサパサで臭くて受け付けなかった。

そして、なぜか。
料理が全部砂の味がするのだ。
ザリザリと口の中で気持ちの悪い食感。

 これが、一ヶ月、三食…全部コレ…

と、すでに帰りたくなるワタシはこの日のご飯をほとんど残した。

しかし、次日の朝ごはんも、昼ごはんも、夕ご飯も、また次日の朝ごはんも、昼ごはんも、夕ご飯も、また次日の…

似たような食事の繰り返し。
しかし、どうしても体が受け付けないため、24時間腹ペコ。

美味しそうなものの写真を見ながら、想像しながら水を飲む、という、戦時中のようなことをやりながらワタシは空腹と戦うわけでございます。

 マジで腹減った死にそう。
助けてくれ。
 
そんなワタシは友達からマンゴーもらったり、
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近くのスーパーでクソ安いジュースを大量に買い込んできて、ビタミンと飢えをしのぐ日々を送っている。
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身内ネタはいるけど、
うさぎ屋は水が美味しいからいいわよ。
ここは、水も…なんだから…。


そして、恐怖の英語の勉強。

1日4時間のマンツーマンレッスンと、
6時間の自習に精を出す。

もうね、
帰りたい気持ちとか空腹とかそういうのを忘れるために勉強に逃げてる。
逃げ場はそこしかねえ。


フィリピン人の先生たちはすごくいい人たちで、陽気で楽しい。

ラブリーって先生から


「Do you like kpop?」

と聞かれた時はマジでビビった。
おもわず電子辞書でジーニアス開いてkpopという単語を検索するくらいビビった。

彼女は大のkpopファンらしく、
シャイニーと、少女時代と、f(x)とbig bangが好きらしい。

フィリピンは意外とkpopが人気らしい、ということが会話の中で判明してびっくりしました。
恐るべし、kpop。

 英単語で朦朧とするアタマで思うことは、
「日本に帰りたや…」その一つのみ。

 でも、ここで英語までものにならなかったら、なんのために一ヶ月こんな食事に耐えながら馬鹿みたいに没頭してるかわかったもんじゃないので必死ですけど、
そんな留学も残り3週間。

いけてるお兄様の前で、フィリピン人スタッフにブラジャーを見せる羽目になってもワタシは泣かない。

トイレの紙が流せなくてゴミ箱に捨てなくてはならなくてもワタシは泣かない。

シャワーの出が悪くて毎日シャワー浴びるのがめんどくさくてもワタシは泣かない。

ストリートチルドレンに絡まれて怖くてもワタシは泣かない。



そんな感じで残り3週間。
あと3週間。

「3週間勉強して…TOEIC上げたら、日本に帰れるんですねっ
3週間が勉強、勉強がTOEICTOEICが3週間日本がTOEIC…」

と虚ろな目でぼやきながら今日もワタシは生きていく。

 帰りたいなんて言わない。
帰りたいなんて…言わないんだから…

TOEICあげて交換留学の枠が欲しいの。」
「海外就職」
「ワーキングホリデー」
「海外支社に勤務したくて…」
「海外の大学院に進学…」

そんなみんなのはっきりした夢を語るみんなに、ついていけなくて。

ワタシってなんでここにいるんだろ。
てか、ワタシの人生にTOEICって必要なのか…?

などと果てない自問自答の果てに。
呆然となりながらも。

今日も今日とて発展途上国で素敵な日々を。

腹ペコで、
わけの分からん食べ物で万年調子の悪いお腹を抱えながら、
日本に帰ったら食べたいものを延々妄想しながら、英語漬けの毎日。

日本に帰ったら美味しいもの食べたいです。
関西空港についたらパパのカードで高くてカロリー高いもの食べますわよ。(お嬢様風にどうぞ。)

まぁ、パパのカードなんかなくても、生協のカードで。支払いを気にせずに日本のレストランでたらふく食べます。食べるんだから…

そんなかんじで。
今日はこの辺。

来週も頑張ります…