大丈夫なのか中国行き
ねえ、明日はないんだ。俺の明日は抵当に入ってる。人生は一度きり使い果たすって最高。
btsの悩むよりgogoって歌より。
ワタシの今の気持ちにぴったりの曲よ。
この曲聞いてワタシの気持ちのヤバさを読み取って欲しい。
前回こんな記事を書いたよね。
ここでは海外インターンに至った経緯について書いたんだけど、今回は本格的に準備を始めて壁にぶつかりまくってることを。
ガンガン書いて行きたいよ!!
泣くなワタシ!立ち上がれジャーナリズム!
まずね、先生が何言ってるかわからない問題。
1ヶ月前、正式に内定が出たんだけど、その時に、先生はワタシにいった。
あなたの中国語は素晴らしいわ。きっと仕事先でもやっていけるはずよ!
嬉しかった。
本当に嬉しかった。
しかし、それ以降すべての説明を中国語で執り行う先生!
早い!そして!早い!さらに早い!
全く聞き取れない。
いつもならば、愛想笑いで「好!(はお!)」
と流すワタシも今回ばかりは、流していたらこれから先の自分の9ヶ月と少しの生活がかかっているので必死です。
拙い中国語で、もう一回!ゆっくり!を繰り返し説明は長期化。
しかしこれでおさまらない。
まず、航空券は中国の勤務先負担ということになっていたから、ワタシはあっちが航空券を取ってくれて、これにのって来てくださいねー、ってなると思ってた。
甘かった!砂糖より甘かったよ!ワタシ!甘すぎて苦い!
なんと、航空券はこちらで取らないといけない。
しかも、向こうに行って広大な大学の敷地から担当者の龙さんを見つけ出して自力で領収書片手に中国語で交渉を執り行わないとならない!
マジかよ。
初対面の中国人に你好っていうのすら勇気がいるのに交渉して金を毟り取れだと?
それは、それって、あまりにもハードじゃねえか!泣いちゃうぞ!
さらにさらに、食事が三食支給という件も、
これまた担当の龙さんを見つけ出して現金をもらわないといけない。
もし龙さんみつからんかったら、ワタシ死ぬじゃん?積むじゃん?ワタシの命龙さんに握られてる… おそるべし龙さん。
ちなみに食費が足りない時も龙さんと交渉になるらしい。
やばいな龙さん。
これにとどまらず、
当初の予定で、一クラスの学生について日本語学習のサポートが予定内容だったんだけど、
昨日届いた内容見たら、
三クラスの授業補助、日本語サロン運営、日中翻訳、接待等って…
見覚えのない勤務内容ずらり。
あと、等ってなんだ!怖すぎるだろ!
あと接待ってなんだ!日中翻訳に至っては出来ないぞ!どうすんだ!
確認証片手に呆然とするワタシに先生は満面の笑みで、
「没问题吗?」(問題ないでしょ?)
……………「没有」(ないっす…)
もはやどこから突っ込めばいいかわからないワタシは力なく頷いた。
その夜ワタシはパソコンの電源を入れて、
自分の勤務先の地名を検索してみたんだ。
そしたらさあ…
「ニセ証明書発行します! 」違法宣伝だらけの棗庄の道路!
http://sp.recordchina.co.jp/newsinfo.php?id=10525&ph=3
こんなんとか。
中国、棗庄の警察が310キロのニセ硬貨を押収。
http://japanese.china.org.cn/life/txt/2009-11/03/content_18819678.htm
きわめつけは、NHKのドキュメンタリーで、
時代の変化に翻弄される人々、的なノリの番組で、あるスラム街が取り壊される過程を追っていく番組を作ってたんだけどそのスラムの名前は…
………………棗庄
まぁこれに関してはワタシの勤務先とは同一の名前の違う都市かもしれないし…近いけど。
限りなく近いけど。
まあそんな感じで本当にネットで検索しても何にも出てこなくて結構困ってたり。
中国人の友人たちには、
「なんでそんな田舎に行くのよ?」
と不思議そうな曇りなきまなこで聞かれて、しどろもどろどろろ。
さらに百度(中国版グーグル)で
棗庄、観光名所、の意で検索をかけると…
燦然と輝く、日中戦争の記念博物館。
oh………………。
まあ、反日感情については大丈夫そうなんだけど、韓国語中国語を勉強した留学を考えるときはすごく心配な問題だよね。
ワタシは中国の人に南京大虐殺(中国では南京事件のことをこういう)について聞かれたことがあるんだけど、
「不勉強だからワタシに答える資格はない。これから学びますそれまで待っていて」
と答えたよ!
ただ、近年山東省に進出した日系企業が現地の人たちにすごく誠実に対応して向き合ってくれたおかげで、日本に対する印象はとても良くなったみたい。
先人達に感謝しかないなあ。
ワタシも後の人に何か残せるようになりたいなあ。このへんの微妙な歴史は今猛勉強中。やはりしっとかないといけないなあ…なんて。
そんな不安だらけの準備ですけど、
棗庄は本当に綺麗なところで、
こんないかにも古代な雅な風景があったり、
共産主義丸出しの像があったり、なかなか面白そうなので楽しみだったり。
そしてなんてったって隣はあの徐州!
三国志の主要な舞台の1つ。
これは行くしかないですね。
ちなみにワタシは曹操が大好きです。
「老驥は櫪に伏すとも、志は千里にあり
烈士は暮年になるも壮心巳まず」
そんな彼の生き様のファンですね。まだまだにわかだけどね!
そんなわけで謎に包まれたワタシの渡航先に良かったらみんな遊びに来てね!
愛想笑いで「行けたら行く〜」なんて言うのなしだからね?マジで来てくれよな???
そんなわけで今日はこの辺でさよなら三角。
再见!