王茶偉くんのこと。
「あいつは業務スーパーの話で天下取るからな。」
「王茶偉のツッコミは痛いよ!(物理的に)」
「王茶偉なー、ええんちゃう?王茶偉は。」
「もんろーさん、もんろーさん!!!」
こんにちは。
ワタシです。サフィです。
最近はやれ、パリピだやれkpopだ、などと固いことばかり書いていたので、今日は一つ。
世界で一番くだらないことについて。
すなわち、落研について。
そして落研の中でも最もくだらない王茶偉くんについてね、書いてみたいと思うんですよ。
王茶偉くんといってもね、なんと読むというかというと、ワンチャイくんと読ませるのですよ。
…という設定のもと。生きてる彼ですが、本名は野田くんという、正真正銘の日本人でございます。
そんな王茶偉くんの持ちネタは、
演劇部、業務スーパー、ジョジョ、親父、弟の5種類に大別され、ひっきりなしにぺちゃくちゃ喋っている王茶偉くんの話を全く聞いていなくても、だいたいこの5つから適当に選んで話を合わせていけば正解なので楽といえば楽と言えるであろう。
(最近はこれに、南光と雀々が加わったぞ!)
しかし、油断するなかれ。
意外と物知り博識。
京都の地理なんかは詳しいから、わからないことあると聞くといいんじゃないかな。
部室と落研が大好きで、
毎日8時45分に部室の鍵を開けて9時からの一限の授業に出席している。
練習に来れなくても、部活の準備だけやって帰っていく。
かわいい、とってもかわいいぞ。
そんな王茶偉くんの唯一…(?)にして、最大の弱点は破滅的に空気が読めないことである。
つまり、KY。
ああ、KYなんて言葉久しぶりに使ったわよ。
空気読めない。
本当空気読めない。
そんなこんなで、同期の我闘くんには、最多頻度で氷点下の眼差しを向けられている。
この子については今度書くけど、本当にどこまで書いていいかわからないから怖い。
同じことは小鹿くんにも言える。)
そんな、我闘くんの氷点下の視線にも気づかないくらい空気読めないボーイだった彼ではあったが、最近は空気を読むことを少しずつ覚え始めて、我闘くんの冷凍ビームにも気がつくようになってしまった。
それまではその視線にすら気がついていなかったので空気が読めない方が彼は幸せであったと言える。
そんでもって、それをいたく恐れており、最近では「これは怒られそう」「これは大丈夫」と人知れず分類を行っているが、結局分類を間違えてしまうので、やっぱり空気読めてないのかもしれない。
そして、その分類をワタシに相談する彼の人選ミスたるや。
そんな二人は高校同じで同じ学部学科だから、氷点下我闘くんはいつだって王茶偉くんのやりたいこととか思ってることを分かってる。
多分。多分、多分…
恐れ恐れられ、空気読み読めず、訳の分からん関係だけどまあいいんじゃないでしょうか、落研だもの。
そんな2人を取り持つのに暗躍するは、我らが歯死くん。
「卒部するまでにな、王茶偉のギャグで我闘が爆笑する、という光景を作り上げるのが俺たちの夢だからな!」
と、(儚い)努力を続けてる。
そんな周囲の思惑を知ってか知らずか、今日も今日とてキラキラした大きな目を存分に輝かせて、汚い部室で幡汰くんとDS三昧。
とっても毎日楽しそう。
彼はいつだってハッピー。
いつだって上機嫌。
高座の上に見台があればもう、最高潮。
そんな王茶偉くんの楽しい落研ライフ。
歯死くんにオチのない話を仕掛けて怒られても、
ワタシとペアルックでも泣かない。
小鹿くんが三味線を弾いてくれれば笛吹いて楽しい。
幡汰くんとモンハンができれば楽しい。
我闘くんが見台とこびょうしの使い方を教えてくれれば楽しい。
そんな楽しい嬉しい、かわいい王茶偉くん。
あれ?
ワタシ、なにか忘れてないかしら?
next→→→→→→(未定)
人工イクラの先輩のこと。
「人生はいつでもやり直せるんだから、俺は今はやりなおさん。がんばらねーよ。」
はじめて先輩に会った時、先輩はイクラを作っていた。
なんの変哲もない細いフレームのメガネをかけて、少し汚れた白衣に身を包み、ニヤニヤとなにか悪い顔で笑っていたのを覚えてる。
手を出せ、というから右手を出したらワタシの手のひらに小さな綿の塊を乗せていきなりチャッカマンで火をつけた。
綿は一気に燃え上がったけど、ワタシの手は全然熱くなくて、びっくりしてぽかんとしているワタシの口の中に先輩はアルギン酸で作った人工イクラを放り込んだ。
イクラは口の中で潰れて、なんの味も付いていないただの水が滴った。
またしても驚いているワタシをみて先輩は笑い転げて、とうとう椅子から落ちてしまった。
先輩の笑った顔があまりにもおかしそうだったから、ワタシもなんとなく笑って、その日ワタシは先輩から半ば強引に化学部への入部届けを書いたのであった。
先輩は不思議な人で、
まず学校に来ないし、来てもエロゲーのことと訳のわからない実験の話しかしないし、
いつも退部届けを書いては、顧問の先生やら先輩の同期に破り捨てられていた。
そんな先輩のことをワタシはあまり気にかけてなかったし、
というかあんまり学校来ないから会うこともなかった。
そんなある日。
化学室の扉を開けると、例の先輩が友人と激烈な議論を繰り広げている最中だった。
「紺だよ。」
「いーや、紺はもう古いよ。時代は白。」
「白じゃ引き立たない。紺と白のコントラストが美しいんだよ、」
先輩が化学室に連れ込んだ友人は、白派。
先輩が紺派らしい。
いよいよわけがわからない。
それにしても、たかだかスクール水着でここまで熱くなれるものなのか。
「白を白で染めることこそ、美学だろ」
「現実的に考えろよ、んなに出るかお前!身の程を知れよ!」
最低だ。
最悪だこの人たちは。
このあと、エロゲーやエロアニメで出てくる[自主規制]が現実に出る量のおよそ7倍である、という世界で一番使わない雑学をワタシが手に入れた頃、やっと先輩たちの議論は幕を閉じた。
「おい、土山。」
「はい、」
先輩がワタシをみた。
ワタシの名前を覚えてることが驚きだった。
「ジュース買ってこい。」
「はい。」
パシリだ。
パシリだよコレ。
なんなんだこの人。
走ってジュースを買ってきたら、先輩はワタシに駄賃だよ、といって500円玉をくれた。
先輩は多分すごく頭のいい人だったと思う。
いつも、化学室に先輩がいる時、訳のわからない実験に付き合わされた。
だけど、そんな訳のわからない実験は毎日ワタシに魔法みたいな現象を見せてくれたし、たまに先生に隠れてビーカーに精製水で作ってくれるコーヒーは隠れて飲ん出るからか特別な味がした。
その日も、先輩はなにやら化学室でガチャガチャと忙しそうにしていて、ワタシはその様子をぼんやりと見ていた。
「なー、土山。」
先輩から話しかけてくるのはレアだ。
ワタシは緊張を隠すにはどうすればいいか考える。
「なんでしょうか?」
声が上ずる。
「なんでもねーわ。」
その日の先輩はなんだか変だった。
いつも飄々としているのに、なんだか歯切れが悪くて、冴えてない。
化学室に差し込む、10月の夕日がワタシたちの世界をオレンジ色に染めていく。
先輩の横顔はなんだか悲しそうだった。
先輩、どうしたんです?
その一言が言えないまま、ワタシは試験管を洗った。
それからずっと先輩は学校に来なかった。
何回も化学室に通ったけれど、先輩の姿はなかった。
先輩が 学校を休むこと三ヶ月。
化学部仲間の友達が、先輩が来ているということを教えてくれた。
走って化学室に駆け込んだら、何にも変わらない先輩が仲間と相変わらず変な話をしていた。
久しぶりに来た先輩は、液体窒素で作ったアイスクリームをワタシの口の中に放り込んだ。
液体窒素、−219℃のアイスクリーム。
味云々の前にしたが火傷して冷たいのか熱いのか痛いのか分からなくなって悶絶してるワタシをみて、先輩はワタシが入部した日と同じように笑った。
先輩は不思議な力があると思う。
先輩の周りだけ時間がゆっくり流れるように、限りなく穏やかでなだらか。
先輩がどうして学校に来ないのか、とか。
普段どうしてるのか?とか。
そういうことに踏み込む権利はないし、知ることはできないけれど、ワタシはそれを少し切ないと思いながらそれでもいいと思った。
会えるのか、会えないのかもわからない。
頼りない先輩だけど、それも先輩らしいと思えた。
先輩は三年生になって、受験生になる。
もう、先輩は化学室に来ることはなかった。
いや、学校にも来てないのかもしれない。
時間の流れはあっという間で、先輩は卒業の日を迎えた。
照れ臭そうに卒業生の整列に混ざっている先輩を見つけて、そのことをとても嬉しく思った。
その日は土砂降りの雨だった。
化学部だって、一応部活。
その年はワタシと同期の友人たちと先輩たちを送り出すために、カードとか色紙とかプレゼントをたくさん用意していた。
三年の先輩に頼んで他の先輩を集めてもらって、ささやかなお別れパーティーを部室でする準備をしていたのだ。
ワタシは雨の中、自転車に乗って、少し遠くの花屋に花束を取りに行った。
黄色いチューリップをたくさん買った。
来ていたカッパをチューリップが濡れないようにカゴにかぶせてずぶ濡れで走る帰り道。
そこにいないはずの人を見つけた。
「先輩、」
叫ぶように言うと、少し驚いたような顔をした先輩がぽかんと口を開けてこちらを見た。
「先輩、何してるんですか?こんなところで。
今から化学部で先輩たちのためのお別れ会があるんですよ!なんで、帰ってるんですかー!」
「え?」
ワタシの言葉にぼんやりとしている先輩を急かし立てて学校に戻った。
先輩は傘をさして、ワタシはずぶ濡れで、なんだかどうしようもない絵柄だ。
だけど、ワタシは変な高揚感に包まれて、先輩はワタシに追い立てられて土砂降りの道を駆け抜けた。
それはめまいがするくらいに楽しかったし、幸せだと思った。
化学室に帰った時、先輩はクラッカーの破裂音で迎えられた。
みんな、先輩を待っていたのだ。
そして、ずぶ濡れになったワタシは黄色のチューリップを取り出して、友人たちは色紙とプレゼントを運び込む。
ニヤニヤ笑ってる友人たちが先輩の色紙とプレゼントをワタシに渡してくれた。
ワタシはそれを何てない顔で、先輩に渡す。
何てない顔。
何てない顔。
耳まで赤い何てない顔。
化学室は賑やかで、煩い時間がいつもより早く早く流れる。
「サンキューな、」
つぶやくように先輩が言う。
「ああ、まぁ。」
ワタシはぱくぱくと餌を求める金魚みたいになっている。
「なー、お前。これからどうすんの?」
別の先輩が先輩に問いかけた。
「さあねえ、どうしようかねえ。とりあえず浪人だろ。」
先輩が答える。
「お前、浪人なんて耐えられんのかよ、学校も来れなかったくせに。」
不登校すらネタにしてる先輩の友達に一瞬、びっくりしたけれど、
先輩は大きく笑って、メガネを直して。
「大丈夫だろ。人生はいつだってやり直せんだからな。好きな時にやり直せばいーんだよ、」
満面の笑顔。
先輩の笑顔。
先輩と一枚だけ写真を撮った。
もう、どうしようもねーな、と思った。
「土山、お前も今から受験か?」
写真を撮る時、先輩が言う。
「はい。」
ワタシは緊張にこわばった顔で答える。
多分最高にブサイクな顔だと推察される。
「頑張れよ、」
カシャ、と無機質なカメラ音。
先輩が卒業する。
「最後に、ジュース買ってきて。」
いつものように先輩が頼む。
ワタシは走って買いに行くけれど、帰ってきたところに先輩はいなかった。
キラキラ光る500円玉を残して、先輩は旅立った。
なんとも先輩らしい終わりに、ワタシは笑う。
先輩がどうなったのか、今どうしてるのかはわからない。
生きているのか、死んでいるのかすら分からない。
だけど、キラリと光る500円玉を見るたびに先輩のことを思い出して、ワタシはあの笑顔に出会えるのだ。
個人的に好きなボカロ曲 (メジャー編)
ボカロ。
なんか結構遠慮してたんですけど、Twitterの大学アカウント作って一年たって。
一年間Twitterみてたら、結構ボカロ好きな人とか理解がある人が多そうなので。
今回は、ボカロについて。
私の独断と偏見によるボカロの名曲を上げるだけの記事です。
というのも、先日こんな画像がTwitterで回ってて、
いろいろ考えたり懐かしかったり。
この画像によるならワタシは、黎明期から衰退期までボカロとすごした人なんですけど、
ちょうど中学から高校生。
一番多感な時期をボカロと共にしただけあって愛着ある曲や思い入れのある曲も多いんです。
そんなわけで、ワタシの中でボカロの好きな曲を一挙あげて行こうと思います。
今回は比較的メジャーな曲を上げたいと思うので、共感したり一緒に懐かしんでいただければ幸いです。
では参りましょう。
とおせんぼ / 現実逃避p(wowaka)
「ボクの言いたいこと、アナタの伝えたいこと、ごちゃまぜの闇に溶かして。」
コミュ症な女の子が好きな人のことを思ってる歌。エゴ満載な片思いの殴り書きみたいな歌詞なんですけど、なんとなく共感できる不思議な歌。
作者は、ボカロで最も有名な人の1人の現実逃避pさん、またの名をwowakaさん。
裏表ラバーズとかワールドエンドダンスホールとかがかなり有名ですが、ワタシはこの人の曲ではこの曲が一番好きです。
wowakaさんの曲だから知ってる人も多いのでは?
ちなみに、wowakaさんは今はボカロの活動はしてなくて、自分のバンドのヒトリエ作詞作曲ボーカルを務めてます。
今回、そのヒトリエの曲がディバインゲートっていうアニメの主題歌に選ばれて、今ちょっとだけ話題のバンドとなりました。
ワールドイズマイン /ryo
「世界で、一番お姫様。そういう扱い、心得てよねっ!」
中学三年の春休みに、この曲をYouTubeで見つけたのがことの始まり。
そっからボカロにはまっていったわけだから結構大事な曲です。
今でこそsupercellという名前でメジャーな仕事をしてるryoさんの初期の方の作品ですね。
恋は戦争、メルト、ボカロの成長を支えた名曲が本当に多いのですが、ワタシはやはりこのワールドイズマインが一番好きでした。
ツンデレとわがままが綺麗に合わさってて可愛く仕上がってて良かったと思います。
ちなみに、supercellの曲では、
さよならメモリーズが一番好きですね。
君の知らない物語が一番有名だけど、やっぽこの曲が一番いいと個人的には思います。
3月はいっつも聴きながらセンチメンタルに浸りますよ。
チェックメイト/ゆちゃp
「前にしか進めない歩兵でも…!」
ポーカーフェイスとかblackjackで有名なゆちゃさんの曲。
ポーカーフェイスもかなり好きだけどワタシはこちらの方が好きなのでこっちを取り上げますよ。
歌詞がすごくカッコ良かった。
なんか、燃えるんですよね聞いてると。
恥ずかしながら昔はモチベーション上げたい時とか聞いてた気がします。
PVに謎のイケメンが出てくるのも良かった。
相変わらずイケメン好きなんですよ、すいません。
でも、本当にいい曲です。
今でも聴き続けてる曲の一つでございます。
しにたがり/梨元うい
「しにたがり、死んでもいいよ。
生きるか死ぬかとっととしろよ。
しにたがり死んだらいいよ。
死にたいんなら死んだらいいよ。」
くたばれPTAで話題になった梨元ういさんの曲。
まさに中学生が好きそうな曲(笑)!
生きているのが辛いならいっそ小さく死ねばいい、
という歌詞がすごく問題になったことがありましたがこの曲はそんなことなんのその。
ほら!死んでしまえ!うぜーよ!
ってことを言ってしまっております。
でも、こういうこと言えるのがボカロだと思うんですよ。
ポップス、JPOPじゃできないことをネットの匿名性とボカロの機械音に乗せて歌わせることこそがボカロの魅力であり役目だとワタシは思っているのでこういうのは結構好きですよ。
ちなみに、これも作曲した人が自分でバンドカバーしてますね。
よろしければどうぞ。とにかく勢いがすげぇ。
サリシノハラ/みきとp
「それでも君が好きだよ。どんなに汚れた未来でも、隠したい過去があっても…」
AKBの指原莉乃の恋愛騒動をモデルに作られたと噂されて一時期話題になった曲。
確かに曲名はサリシノハラ。指原莉乃を入れ替えただけ。
曲の内容はアイドルの女の子に恋する男の子の歌。恋愛禁止のアイドルの彼女と過去に付き合っていた男の子の話。
指原莉乃がちょうどこの頃恋愛沙汰のせいで博多の方に異動になったことや、
隠したい過去、とか「剥がし」というドルオタ用語が曲中に使われているのが憶測を深めます。
この曲、サリシノハラのPVの中ではアイドルの女の子とメガネの男の子の楽しい思い出の画像がたくさん出てくるのですが、それが男の子の妄想なのか、事実なのか。
謎を残したままこの曲は終わるのですが、
この曲は三部作で、次のヨンジュウナナという曲に続きます。
このヨンジュウナナという曲が女の子視点。
また、切ない仕上がりになっています。
ワタシはこの三部作の中でこのヨンジュウナナって曲が一番好きなのですが。
そして最後がアカイトという曲。
再び男の子視点。
これにて物語が完結。
夢を叶えてアイドルになった女の子と、そんな彼女を見守ってる男の子の切ない歌。
距離がどんどん開いていって、なんとなく恋愛禁止とかそんな女の子の境遇が見えてる。
そんな二人が遠いところからお互いに思い合ってる歌でございます。
この曲の女の子はかなり健気でか弱く描かれてますけど指原莉乃は全然そんなことないですもんね。
まぁ、何はともあれ名曲です。
どうぞ聞いてやってください。
PVも素晴らしいですよ。
右肩の蝶/のりp
「赤い爪と安物のユビワ。
傷つくたびに増えるピアス。
抱き寄せて歪んだカラダ。埋めるのはあなたしかいない。」
もうこれは鉄板。ワタシは個人的にレンverのほうがすき。ボカロの声を本当によく生かした曲だと思う。
どんな人が歌ってもボカロには勝たない、そんな曲ですね。
PVもいろんな人が書いてるし、解釈も楽しい曲。
あまりにこの曲が好きすぎて紫色の蝶々の髪飾りやアクセサリーを集めた記憶があります。
キャッチーなリズムに程よく病んでる歌詞。
まさにボカロ、って感じの曲。
なかなかここまでしっくりそれが揃った曲がないのが現状ですが、そんなボカロくささが存分に味わえる曲だと思います。
バビロン/トーマ
「よってラヴィラヴィ散々な音像。
中指立てた少女はだあれ?
待って、ハニー!ダーリン!凡庸な関係に呆れた。」
トーマさんのなかで一番人気でポピュラーな曲ですね。
なんだかんだでトーマさんの曲ではこの曲が一番すきなんですよ、ワタシ。
いろんな解釈が溢れかえってますが昭和の汚い感じとか混沌とした感じ、退廃を全面に出してきてるこの曲の世界観が結構ワタシは好きなんですよね。
昭和のノスタルジーとか優しい感じを歌った曲は溢れているけれど、こうも退廃を出してきた曲は少ないから貴重だと個人的に思います。
妄想スケッチ/40メートルp
「くだらない嘘をついたくらいで、嫌いになんてなるわけないでしょう?
答え合わせの前に教えてよ、あなたのその答えは正しいの?」
40メートルpさんの曲。
トリノコシティとかキリトリセン、最近ならば恋愛裁判なんかで有名ですが、ワタシはこの曲が一番好き。
アニソンっぽい疾走感が素敵ですよね。
大好きです。
そんなわけで、今回は有名pさんの曲を一通りさらってみたのですがどうでしょうか?
次回はマイナー、メジャー関係なくワタシの好きな曲を扱っていきたいと思います。
ではでは。
パリピ批判論
パリピ。
パーティーピープル。
人と群れて楽しむことが大好きで、社交的な場や賑やかなところが好きな若者をさす言葉。
人がパリピという言葉を使うとき、そこには必ず、見下す気持ち、嫌悪感。
何かしらのマイナスな意味を含んでる。
流行りの服に身を包んで、今日から明日に遊び渡り、色鮮やかなカクテルとかスタバのフラペチーノをTwitterに投稿。
同じような流行りの服に身を包んだ彼氏とか彼女がいて、ペアルックしたり制服ディズニーしたり。
レポートだって、試験だって、ヤバイヤバイって言いながらなんとか乗り切って、試験期間が終わったら、また呑んだり群れたりの大騒ぎ。
そして、たくさん写真を撮って、またTwitterに貼り付けて、ハートを集めて。
そんなパリピのことを今日は考えていきたいと思う。
まず、基本的な立ち位置としてワタシはパリピが好きではない。
それは、高校時代にスクールカーストの頂点にいた人たちになんとなーく見下した目を向けられたことをパリピを通して思い出してしまうからであり。
ろくすっぽ口も聞いたことないのに平気で試験前になるとノートを貸せだの、コミペを代わりに出せなどといってきて、あちらの用が済めば簡単に切り捨てる薄情さが悲しいからでもある。
そして、最後の理由が、絶対にそうなれない自分をパリピを通して見つけてしまうからなのである。
ワタシは、パリピな彼女たちがもっているような、細くて綺麗な足も、可愛らしい顔も、メイクのスキルももってないし、
明るさと元気さだけを武器に無邪気に他人に関わっていく勇気も振り切れたものも持ってない。
USJなんかで何のためらいもなく短いスカートでコスプレしてる彼女たちを見ると眩しい気持ちになるし、率直に羨ましい…と思う。
男子だって多分そうなんだろうな、と思う。
ワタシの最も身近な男子、ワタシの弟は典型的なパリピで。
毎日朝っぱらから長いこと鏡に向かって髪型をくまなく確認するし、服装だってアウターとインナーの組み合わせに前日から悩んでる。
クラスラインのなかで繰り広げられる自己紹介のLINE一文にもユーモアとセンスを詰め込もうとする。
「真ん中にいないと楽しくない」
というのが彼の持論だし、実際どのクラス写真でも彼はど真ん中で満面の笑みで写っていて、
一緒に歩く友人たちは華やかなイケメンや、すらりと背の高い好青年ばかりだ。
街で歩いてる弟はすっかり今どきの若者になりきっていて、同じような格好の友人と笑い合っているけれど、何気ないその服装とか髪型は前日から一生懸命考えて作り上げたものだ、と知っていたらなんだか笑えた。
パリピの女の子たちも男の子たちも、
彼らにとって可愛くあること、カッコよくあることは日常を楽しむためのパスポートみたいなもので、外せないところなのだと思う。
きっと朝っぱらから何十分とかけてメイクしたり髪の毛整えたり、バイト代を服代に流し込んだり、不断の努力の果てに彼らは自分を「雰囲気イケメン」とか「量産女子大生」に作り変えて、仲間と笑いあうのだと思う。
おきまりの仲間とおきまりのノリで、自分たちを「マジでキャラ濃ゆい」とか「安定の○○メン」なんて言葉で形容して特別だと思い込む。
ワタシはパリピでもないし、過去にそうあったことだってないから、パリピの人間関係を薄っぺらいとか、軽薄だ、などと決めつる権利はない。
パリピはかっこいい、可愛い、楽しそう。
だけど全てそれをまとめた上でもワタシはパリピになりたいとは思わない。
例えば、大学の図書館で毎日一心不乱に勉強してる冴えない男子。
傍目から見れば何やってんだ、かも知れないけどそこまで打ち込めるものを見つけてる彼はきっと幸せだと思う。
バイトで稼いだお金を好きなゲームに流し込んでる友人は最高に満たされた顔をしている。
普段大学の表舞台には出てこないけど、
誰も知らないことに命をかけてる人たちだっている。
それはディベートかもしれないし、カルタかもしれないし新聞かもしれないし、放浪かもしれない。
一番いけないのは、つまらないつまらないとネットと部屋に閉じこもること。
一日中ゴロゴロ過ごす日常のこと。
Twitterで、にちゃんねるで、パリピを叩いて、
パリピじゃない人たちを陰キャと罵って、
根拠のない優越感に浸っている人たちだとワタシは思う。
遊び疲れても仲間とLINEして、また遊んで遊んで青春を謳歌するパリピと、
趣味とかサークルに青春を溶かしこんでいく人たち。
はたまた学問に身を沈めて昂然としてる図書館の民。
いろんな生き方があるし、多分正解なんてないと思う。
だからこそ、オブザーバーになりきって一段上から批判してばかりの人にはならないで、何者かになって生きていきたいとワタシは思う。
何か必死になれて、「これだけは、」ってものを自分のなかで見つけて持っていきたいというのが素直なワタシの望みなのだ。
結果的にみんな違ってみんないい、みたいな安直な結末に帰着するわけだけですっごく悔しいのだけれど、これから先もワタシは自分の立ち位置と居場所と、「これだけは、」って何かを求めて果てしなく流浪していくのだと思う。
曖昧な立ち位置のまま、虚しさと焦燥感に襲われながら、ひたすら自分を求め続けることは、もしかしたらみんなが感じてることかもしれないし、ワタシが難しく考えすぎているのかもしれないが。
明日も明後日もずっと笑ってられるように自分の立ち位置と正体を探っていかなければならないのだ。
個人的に好きなkpop ①
はい、ということで。
今日はこんなテーマで。
ワタシは本当に本当ににわかファンなので、アルバム収録曲とかまではカバー出来てないです。
メンバーが把握できてないグループもまだまだたくさんあります。
だけど、kpopをかじり始めて一年ちょっとたったことですし、大分いろいろ漁ってきたと思うので、今回はこんなテーマにチャレンジしたいと思います。
で、今日はkpopで個人的にグッときたMVまたはパフォーマンスをざざっとご紹介。
まずはこちら。
electric shock /f(x)
「お医者さん、コレなんですか?
胸が苦しくて、熱が出ます。」
初めての恋のときめきを電気ショックに例えてる曲。
f(x)っていうグループの曲ですね。
2012の曲だから結構古い。
ワタシがkpopにハマるきっかけになった曲です。
ある日YouTubeのオススメ動画に上がってきたこの曲を聴いたときからkpopに足を踏み込んだわけだからけっこう大事な曲。
まずはここから始めたいよね。
Whatcha Doin' Today / 4minitue
「楽しんで生きようよ。この世は明るい。」
↑
日本語字幕付き
↑
日本語なし
4minitueっていうグループの明るくて楽しい曲です。
週末、金曜日のワクワク感をテーマにした一曲。
MVの日本語字幕が見つからなかったけどぜひMV見て欲しい。
色使いがすごく綺麗で見てて楽しいポップな感じです。
4minitueの曲は本当に全部好きだけどワタシはこの曲が一番好き。
sting / stellar
「まるで探偵になった気分よ、シャーロックみたい。だけど、問題はこの事件の被害者が私だってことよ。」
↑
MV 日本語字幕
↑
パフォーマンス 日本語なし
上二つのグループよりもちょっとマイナーなグループ、stellarってグループの曲。
なんとなーく、彼氏が別れたそうなのを、悟っちゃってて、切ない女の子のうた。
恋人たちの終わりのうたです。
このグループはエロすぎて度々韓国で問題になるんだけど、ワタシは密かにこのグループを応援してるんです。
パフォーマンスもかっこいいのでぜひ見てやってください。
can't nobody /2ne1
「子供っぽい?それがあたしの魅力なの。
怖いもの知らず?それはあたしの若さのせいなのよ。」
2ne1ってグループのこれまた古い曲。
2010年。
このグループといえば、パソコンのCMに使われて一時期話題になった、I am the bestが思い浮かびますが、
ワタシは2ne1ならこのcan't nobodyが一番好きなんです。
誰も、あたしを支配できない。
って強さがすごくかっこいい。
trouble maker / trouble maker
「どうすれば君を僕の心の中に入れておけるのか。」
↑
22秒地点からどうぞ。
さっき紹介した4minitueのメンバーのヒョナって女の子と、同じ事務所の男性アイドルBEASTのヒョンスンの二人組ユニット曲。
男女の駆け引きをパフォーマンスと曲全てで表現してる曲。
とにかく色っぽくてセクシー。
男女が体をくっつけて怪しい雰囲気を演出しながら踊るのは最初見たときはかなりの衝撃でした。
ワタシはこの二人組が大好きなんですけど、
最近はやってくれないから寂しいっす。
というわけで今日は取り敢えず5つ紹介してみました。
まだまだ紹介したい曲が有り余ってるのでこれからは定期的にやっていこうと思うので暇な人は覗いてやってください。
ではでは。
乙女心を質入れ。
magandang tanghali!!!!
(こんにちは!!)
サフィですー。
さてさて、サフィがフィリピンに来て一週間が経った。
正しく言えば、フィリピンのセブ島に来て一週間が、経ったのである。
ここにワタシが何をしに来たのかというと、英語の勉強をしに来たのである。
フィリピンへの英語留学については帰国してから詳しくしっかり書くし、質問があったり興味がある人はワタシに聞いてくれればいつでも答えるから今日は置いといて。
今回はね、この一週間ワタシが溜め込んだものを吐き出すための日記よ。
紳士、淑女の皆様準備はいいかしら?
いくわよ!!
ありったけの不安と、なけなしのやる気を詰め込んでサ風呂うとワタシは関西空港を後にした。
飛行機は小さくて、ワタシは廊下側の席だったんだけど、隣の席はなんとまぁ、
結構なイケメンだったのだ。
フィリピンまでかかる時間は四時間半。
ワタシはこんな長いフライト初めてだからかなり緊張してたんだけど、ワタシの不安はここで全て吹っ飛んだと言える。
「身長、推定182センチ。
染めたわけでなさそうな色素の薄さからくる茶髪。脱がせればすごそうな細マッチョ。
ぱっちりした大きな目。すっと通った鼻筋。
よい!よい!すばらしいわよ!!!!!」
となりのイケメンくんの知らん所で、勝手に鑑定を推し進めてニマニマしてワタシはこれからのフライトが楽しみでしょうがなかったわけなんだけど。
そのイケメン良いのは、顔と体だけじゃなくて、声まで超絶よかった。
甘くかすれた切羽詰まった声で、ワタシに向かっていうの。
「すいません、トイレいきたいんですけど。」
このイケメン、フライトが始まってわずか15分でトイレ。
しかし、まぁ。行くの忘れたのかしら?
とか思って廊下側の席のワタシは快くシートベルトを外してイケメンに道を譲った。
そして、またそのトイレから30分後にまたトイレ。
そして1時間後にまたトイレ。
そして、1時間たってまたトイレ。
二時間も経てばワタシと彼の間には言葉のいらない関係が出来上がっていた。
イケメンがワタシに何か言おうとすると、ワタシはシートベルトを外す。
ワタシたちの間に言葉なんていらない。
何も言わなくても分かり合えていた。
そんなくだらないことを思いながらこのイケメンは四時間半のフライトで7回もトイレに行きやがった。
しかも、スッチーの持ってくるジュースはがぶがぶお代わりしながら、自前のコカコーラをドパドパ流し込みながら。
で、このイケメンが6回目にトイレに行くときにワタシに言い放った言葉が秀逸。
「あのー、もうシートベルトしなくていいですよ。めんどくさいじゃないですか。」
ワタシは静かに目を閉じて寝たふりに入った。
もう知らん、お前のことなぞ、知らぬ。存ぜぬ。私達はここまでだ。
などとわけのわからないことを思いながら、
兼ねてから聞いてみたかった文七元結を聞きながらイケメンの声をシャットダウン。
ああ、文七元結はとってもいい噺です。
そんなこんなで空港について。
日本のパスポートだして、ほぼ顔パスで税関を突破して、留学先のお迎えの車に乗った。
それが、コレよ。
そう、この車。
後ろ側に扉ない。
あと、窓もない。
手を出したら怖いから出さないでください、とか恐ろしいことを言われながら無秩序な発展途上国の道路を走り回るジープに揺られ、排気ガスと人の匂いと露店から漂うわけのわからん料理の香りにむせ返りながら、
ワタシは夜のフィリピンに唖然としながら寮に向かう。
近道だからガソリンスタンドを通り抜けたり、セブログ語でわけの分からんことをわめきまくる運転手に唖然としながらワタシが思うことはただ一つ。
生きて日本に帰りてえや。
それだけでございました。
そんなわけで、寮について。
部屋にご案内。
そして、腹ペコのワタシを待っていたのが最大のこの留学最大の難局であろう。
お食事。
こんなの。
三食こんなの。
エブリデイこんなのよ。
ソーメンを湯がいたあとのお湯の味のするスープにトウモロコシが何粒か浮かんでるスープと、
マカロニのような小麦粉の塊がマヨネーズと合わさっていたり、
わけの分からん草のような野菜が、わけのわからん匂いのする香辛料とまみえていたり、
お肉はもうパサパサで臭くて受け付けなかった。
そして、なぜか。
料理が全部砂の味がするのだ。
ザリザリと口の中で気持ちの悪い食感。
これが、一ヶ月、三食…全部コレ…
と、すでに帰りたくなるワタシはこの日のご飯をほとんど残した。
しかし、次日の朝ごはんも、昼ごはんも、夕ご飯も、また次日の朝ごはんも、昼ごはんも、夕ご飯も、また次日の…
似たような食事の繰り返し。
しかし、どうしても体が受け付けないため、24時間腹ペコ。
美味しそうなものの写真を見ながら、想像しながら水を飲む、という、戦時中のようなことをやりながらワタシは空腹と戦うわけでございます。
マジで腹減った死にそう。
助けてくれ。
そんなワタシは友達からマンゴーもらったり、
近くのスーパーでクソ安いジュースを大量に買い込んできて、ビタミンと飢えをしのぐ日々を送っている。
身内ネタはいるけど、
うさぎ屋は水が美味しいからいいわよ。
ここは、水も…なんだから…。
そして、恐怖の英語の勉強。
1日4時間のマンツーマンレッスンと、
6時間の自習に精を出す。
もうね、
帰りたい気持ちとか空腹とかそういうのを忘れるために勉強に逃げてる。
逃げ場はそこしかねえ。
フィリピン人の先生たちはすごくいい人たちで、陽気で楽しい。
ラブリーって先生から
「Do you like kpop?」
と聞かれた時はマジでビビった。
おもわず電子辞書でジーニアス開いてkpopという単語を検索するくらいビビった。
彼女は大のkpopファンらしく、
シャイニーと、少女時代と、f(x)とbig bangが好きらしい。
フィリピンは意外とkpopが人気らしい、ということが会話の中で判明してびっくりしました。
恐るべし、kpop。
英単語で朦朧とするアタマで思うことは、
「日本に帰りたや…」その一つのみ。
でも、ここで英語までものにならなかったら、なんのために一ヶ月こんな食事に耐えながら馬鹿みたいに没頭してるかわかったもんじゃないので必死ですけど、
そんな留学も残り3週間。
いけてるお兄様の前で、フィリピン人スタッフにブラジャーを見せる羽目になってもワタシは泣かない。
トイレの紙が流せなくてゴミ箱に捨てなくてはならなくてもワタシは泣かない。
シャワーの出が悪くて毎日シャワー浴びるのがめんどくさくてもワタシは泣かない。
ストリートチルドレンに絡まれて怖くてもワタシは泣かない。
そんな感じで残り3週間。
あと3週間。
「3週間勉強して…TOEIC上げたら、日本に帰れるんですねっ
と虚ろな目でぼやきながら今日もワタシは生きていく。
帰りたいなんて言わない。
帰りたいなんて…言わないんだから…
「TOEICあげて交換留学の枠が欲しいの。」
「海外就職」
「ワーキングホリデー」
「海外支社に勤務したくて…」
「海外の大学院に進学…」
そんなみんなのはっきりした夢を語るみんなに、ついていけなくて。
ワタシってなんでここにいるんだろ。
てか、ワタシの人生にTOEICって必要なのか…?
などと果てない自問自答の果てに。
呆然となりながらも。
今日も今日とて発展途上国で素敵な日々を。
腹ペコで、
わけの分からん食べ物で万年調子の悪いお腹を抱えながら、
日本に帰ったら食べたいものを延々妄想しながら、英語漬けの毎日。
日本に帰ったら美味しいもの食べたいです。
関西空港についたらパパのカードで高くてカロリー高いもの食べますわよ。(お嬢様風にどうぞ。)
まぁ、パパのカードなんかなくても、生協のカードで。支払いを気にせずに日本のレストランでたらふく食べます。食べるんだから…
そんなかんじで。
今日はこの辺。
来週も頑張ります…
kpopとjpop
こんにちは、ワタシです。
サフィです。
kpopファンの嫌なところ、それは
すーぐ、「jpopとか、まじでレベル低いし。kpopの方がダンスも歌も上手いしー。日本恥ずかしいわ」と日本を下げるところ。
jpopファンの嫌なところ。
「どうせ整形でしょ、」の一言で片付けること。
さぁ、てなわけで、今日はkpopとjpopのお話。
上の文章みて、あるある、と思ったアナタ!
ぜひぜひ、お付き合いください。
なんでいきなりkpopというとですね、
ワタシ今日こんな本買っちゃって。
そう、ワタシkpopの大ファンなんです。
それでとうとう韓国語まで始めてしまうところまで来てしまったので、
ちょっとこれはそろそろ書かないとと思ってるテーマが今回取り扱うkpopというわけでございます。
では、張り切ってまいりましょう。
アイドル、という言葉の意味。
軽く使われますが、辞書を引くと偶像という重苦しい二文字が登場。
じゃ、偶像とはなにかというと、信仰の対象、崇拝の対象という意味があるらしい。
kpopアイドル、jpopアイドル。
二つともアイドルといいますが、ワタシはこの二つをまったくの別物と捉えてほしい、とkpopとjpopを安直に比べてしまう人たちに言いたい。
まず、パフォーマンス。
こちら、ワタシがkpopで一番好きなパフォーマンスの一つの4minitueのcrazy。
そしてこちらが、AKBの恋するフオーチュンクッキー
どちらも、両国の中でも人気のあるアイドルのパフォーマンスですが、まったく違う。
この差はどうして生まれるのかというと、
kpopアイドル達が必ずと言っていいほど過ごす練習生時代でございます。
これは、芸能事務所のオーディションに受かった後に、事務所によって本人達が徹底的に管理された上で、歌やダンスのレッスン、レタスの一枚に至るまでの食事制限、さらには日本や中国進出のための語学レッスンまでをこなし、完璧にアイドルに作り変えられていく期間です。
寝る時間は3,4時間程度、ダイエットのためにいつも腹ペコ。
そんな厳しい日々を数年過ごして、完璧に作り上げられたところでデビューという形をとるのがkpop。
だからこそ彼女達のパフォーマンスはレベルがめちゃくちゃ高いし、歌も上手い。
しかも、それだけきつい練習生期間を過ごしても、デビューできるのは本当に一握りという残酷な現実も。
kpopアイドルたちはまさに偶像であることを求められていて、完璧でなければそれは減点対象となるわけですだからこそ歌が上手くてダンスも素晴らしくて、完璧であるために足の筋肉を抜いてでも美脚になろうとするし、平気で整形だってやっちゃう。
すべてはアイドルであるために必要なことなのです。
対するjpopは
アイドルにそんな完璧さはハナから求めていないわけでございます。
これはあまり自信を持って書けないけれども、日本のアイドルにはレベルの高い歌もダンスも必要ない、彼女たちは未完成であることこそが売り物なのだ。
AKBを見てて思うのは日本のファンは共感、またともに歩むのが本当に好き。
たった一人の女の子の夢を叶えるために何万人もの人が何十枚何百枚とひとりでCDを買ったりする。
そこにあるのは、アイドルの夢に寄り添うことであって、決して憧れじゃない。
憧れてるから追いかけるんじゃなくて、応援。
CDは素敵だから買うんじゃなくて、
応援するために買うものっていうのがあるよね。
だからこそ、完璧じゃダメなのかもしれない。
その証拠と言ってはなんだけど、
kpopに近い練習生システムを取り入れて育成した、フェアリーズとか、
完璧なスタイルを持ったオスカーのモデルアイドルとかはあんまり売れなかった。
つまり、kpopアイドルのパフォーマンスが完璧なのは需要に応えるため。
日本のアイドルは完璧よりも成長する過程でファンとともに歩むことが求められている。
求められるものが違うわけだから、自ずと出来上がるものは違う。
二つともアイドルとは言われるけれども、まったく違う二者がここにあるわけです。
だからこそこの二者を比べて、どーこー言うのはまったくのお門違いだし、やめてほしいと一ファンとして思うわけです。
ただ、個人的に今年の歌番組は本当に面白くなかった。
2012年のkpopブーム以来、jpopは本当に悪い意味でkpopの影響を受けたなぁ、と思うことが増えました。
特に顕著なのはEXILE。
2008年に二つの唇で彼らがレコード大賞を取った時、ワタシはソファから飛び上がって喜んだのをはっきり覚えてます。
ワタシは 2010までのEXILEが好きでした。
yes,exit,summer time love,ti amo,lovers again,道,ここら辺は本当に大好きだったんです。
2011年にrising sunがでて、震災曲で派手なパフォーマンスかな?と思ったら。
その後に2013年にこんな世界を愛するため、でレコード大賞をとった。
そのとき、ワタシ本当につまらん、としか思わなかったんですよ。
EXILEはパフォーマンスを選んだんだろうな、って。
歌が好き、からEXILEに入っていったワタシにとっては興ざめな事実だった。
似たような曲を大勢のパフォーマンスに乗せて、だんだんどうでもよくなってきていつの間にか追いかけるのをやめたけど、
EXILEみたいに今の日本の歌手は「踊らなきゃ」という強迫観念があるのかしら?って思うくらいよく踊る。
それがバラードであろうと不自然なダンスをつける。
バラードは踊りにくいから電子音源をふんだんに使ったダンスミュージックに、適当な英語と小気味のいいカタカナ語を混ぜ込んだ中身のない歌に乗せて踊る。
その代表例がe-girlsのdance dance danceであり、venusだと思う。
街じゅうこんな曲で溢れてて頭がおかしそうになることがある。
2011より前の芸能界は贔屓目なしでも面白かったと思う。
EXILEは歌とパフォーマンスのバランスが絶妙で素直にカッコよかったし、
きゃりーぱみゅぱみゅが出てきてPerfumeが流行って、
どんどんステージは派手になっていった2012年以降。
kpopはとてもステージ、パフォーマンスを重要視するけど、この傾向がjpopにものすごい勢いで流れ込んでる気がするしかもkpopがもってる大事なところを置き去りにして。
パフォーマンスはダンスかもしれないし、光やら衣装やらの舞台装置かもしれないけど、
いつの間にかパフォーマンスのための音楽になってCDで聞くと、
つまりパフォーマンスなしで聞くと何も中身のない曲が量産されるようになった。
昭和の歌謡曲ランキングを親世代はすごく喜んで見ているけど、
ユーミンの歌には物語があるし、サザンやTUBEがいないと夏は始まってくれない。
そんな歌がいまのワタシたちにあるのだろうか。
たとえば20年、30年たって、ワタシたちはegirlsのdance dance danceを思い出すのだろうか。
jsoulbrothersを思い出すのだろうか。
多分、そんなことないと思う。
そしたら、ワタシたちに何が残るのだろうか。
お茶の間で、誰もが懐かしさを共有できる音楽が今の日本にはあるのだろうか、とすごく寂しい気持ちになる。
踊らなくていい、歌詞に英語がなくてもいい、パフォーマンスをしなくてもいい。
ただただ誰もが共有できる気持ちを歌う歌手が絶対必要だと思う。